要請番号(JL00921A19)
募集終了
5代目
・2022/2 ・2022/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健省
2)配属機関名(日本語)
スラヤン病院精神科付属メンタリ・スラヤン地域センター
3)任地( スランゴール州スラヤン ) JICA事務所の所在地( クアラルンプール )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 鉄道+車 で 約 1.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先がある病院は国立の総合病院で救急・外来・入院やリハビリテーション施設を含む広大な敷地を持つ病院である。配属先は精神科付属の地域センターとして、病院から徒歩10分ほど離れた外来用の精神科クリニックとして2014年に設立された。精神疾患がある住民が地域に根差した社会生活を送ることができるよう、リハビリテーションやカウンセリング、希望者に対する就労支援を実施している。
2012年から2020年3月まで、青年海外協力隊員4名(作業療法士、ソーシャルワーカー、障害児・者支援)の派遣実績がある。
【要請概要】
1)要請理由・背景
当国保健省は、「障害者の権利に関する条約」(2008年署名/2010年批准)において「精神障害」が明記されたのをきっかけに、国内での精神保健福祉に取り組み、全国の国立病院に就労支援等を行う地域センターを25か所設立した。当国における精神疾患に対する周囲の理解や支援の促進は近年本格的に始動したばかりである。本条約を踏まえ、配属先は就労移行支援に関する行動計画を持続可能なものにし、全国25か所にある地域センターを拠点に包括的な支援を可能にすべく、JICA海外協力隊の要請に至った。配属先はJICA海外協力隊に対し、利用者のニーズに合った就労先開拓、就労先への精神疾患の説明や就労後のフォローアップなどより実践的な支援方法の提案や、日本における精神障害者支援方法、他国での取り組み紹介を期待している。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
同僚看護師や医師と共に以下に取り組む。
1. 就労移行支援の共通ガイドラインやジョブコーチとしての必要条件などの設定を支援し、ワークショップなどで提案する。
2. 配属先に登録されている利用者への就労移行支援を実施し、実際の就労につなげる。
3. 就労している利用者と協力して障害者雇用の啓発促進の機会を創出し、地域社会における障害者雇用の理解拡充を図る。
4. 利用者向けのアクティビティの実施や、定例ケース会議での提案を通じ、利用者と配属先スタッフの互いの理解促進を支援する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
作業室、個人ロッカー、デスクトップPC、インクジェットプリンター、プロジェクター、ファックス、インターネットアクセス、レクリエーションやリハビリテーション用の部屋、手工芸用品、室内ゲームやスポーツ道具類
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
配属先長(50代女性、一般医23年、精神科医17年)、精神科専門医(30代男性、一般医13年、精神科医6年)、看護師(30代女性、経験10年)
活動対象者:
精神疾患がある利用者(約40名)とその家族、地元企業
5)活動使用言語
マレー語
6)生活使用言語
マレー語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(精神保健福祉士)
(社会福祉士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:同僚に合わせるため
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:ガイドラインを作成するため
[参考情報]:
・精神障害者の就労支援経験が必要
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
COVID-19の影響により、赴任時には「予定されている活動内容」に変更が生じる可能性がある。