2016年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL01216A11)
募集終了

国名
フィリピン
職種コード 職種
C103 野菜栽培
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・28/4 ・29/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

国家経済開発庁ボランティア調整局

2)配属機関名(日本語)

アクラン州立大学農林環境学部

3)任地( アクラン州バンガ町 ) JICA事務所の所在地( マニラ )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 2.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

アクラン州立大学は、アクラン州の高等教育を担う農林環境学、獣医学、工学、教育学、文学等各種学部を備えている総合大学。州内に5つのキャンパスを持ち、バンガ町にあるメインキャンパスは62haの広大な土地に農林環境学部を中心に農業畜産系学部が集まっている。大学年間予算約10億円。配属部署の農林環境学部の事業予算は年間450万円程度、学生数約320名、職員数約50名の規模。外国の援助は米国政府からの資機材援助を受けた経緯がある。また、1970年後半から1980年前半にかけては2名のJVが前身であるアクラン農科大学に派遣されていた他、最近では家畜衛生部門で韓国KOICAボランティアの受入経験あり。

【要請概要】

1)要請理由・背景

フィリピン政府は2010年に有機農業法を制定し国家として有機農業の推進に取り組んでいる。配属先は高等教育機関であるが、教育を中心としつつも技術開発・研究とその普及の役割も担うのがフィリピンの地方大学の特徴であり、配属先にも地域における有機農業技術の普及の中核としての機能が期待されている。特にアクラン州は、フィリピン有数の観光地ボラカイ島を有し多くの観光客の訪問があるため、高付加価値の有機野菜の需要が期待できる環境にもかかわらず、有機野菜栽培はほとんど進んでいない。このため、配属先では有機野菜栽培に係る学生への指導と周辺農家への技術普及に取組む意向が強いが、有機野菜栽培に係る十分な知識と技術を持った人材が学内に乏しく、アイディアを実行に移せていないのが現状。同大学には過去に農業畜産分野のJVが活動しその貢献が評価されている経緯もあり、今回の要請となった。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

① 家畜糞尿や農場から出る残渣を利用した有機肥料の生産技術に係るセミナー、実習を行う。
② 有機肥料を利用した野菜栽培に係るデモファームを学内に設置し、その運営管理を行う(特に家畜糞尿を有効利用し
た循環型農業推進の意識が強い)。
③ 上記デモファームを拠点に学生に対する実習/技術指導を行う他、周辺農家に対し有機栽培による野菜生産を普及
し、また農家に出向いての技術的支援も行う。
④ デモファームで栽培した有機野菜を市場に供給し、有機野菜のマーケットに係る調査/実態把握を行う。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

ハンドトラクター、その他基本的農機具。動力を利用した農業機械は無い。

4)配属先同僚及び活動対象者

農林環境学部長:50代 女性
主たる同僚:40代女性 博士号 有機農業専門、50代女性 博士号 養鶏専門
指導対象となる学生:60名程度

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

その他

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒)農学 備考:大学での活動となるため

[経験]:(    ) 備考:

[参考情報]:

 ・有機農業の経験

任地での乗物利用の必要性

単車(小型自動二輪免許が必要)

【地域概況】

[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(23~34℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】