【配属機関概要】

3）任地（ セブ州ギナティラン町 ） JICA事務所の所在地（ マニラ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機+ﾊﾞｽ で 約 5.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先はセブ島南端近くに位置する人口1万5千人程度の小さな町の町役場。町は14の村(バランガイ)からなる。町役場年間予算は 1億4千万円程度で職員数103名。JV配属となる農業事務所には5名の職員(正職員2名、臨時職員3名)がおり年間予算150万円程度。農民/漁民の生計向上を目的とし、農業開発計画の立案、農民/漁民に対する日常的技術指導/普及、病虫害防除、各種研修の実施等のサービスを提供している。これまで外国人ボランティアを受入れた経験はない。

【要請概要】

1）要請理由・背景

フィリピン政府は2010年に有機農業法を制定し国家として有機農業の推進に取り組んでいる。配属先でも、これに基づき有機農業普及を進める意向はあるものの、有機農業についての知識/技術がある人材がおらず、具体的取組はこれまでほとんどなされていない。一方、現状、任地では野菜栽培があまり盛んでは無く、地域の人々は野菜を多く食べる習慣も無いため、配属先としては、フードセキュリティ及び地域住民の健康推進の観点からも、有機野菜栽培の普及を重視している。同町は近隣に大きなマーケットが無いため、家庭菜園レベルの取組も含め徐々に有機野菜栽培を普及していきたいと考えており、具体的手段として、有機野菜栽培のデモファームを各バランガイに設立し、そこを拠点に農民グループに対し研修等を通した普及活動を進める計画はあるが、有機野菜栽培に係る技術面での支援が必要な状況であり、JVの要請となった。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

① 農民を対象とした有機野菜栽培に係るセミナーや研修の実施に協力する。
② 有機農業の普及のための啓発資料の作成に協力する。
③ 有機農業普及のためのデモファームの設置とその運営管理に協力する。
④ 農民を対象とした有機肥料の生産/利用についての技術指導を行う(現在配属先ではミミズコンポスト普及に取り組も
うとしている)。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

PC、プリンター等事務機器

4）配属先同僚及び活動対象者

町長:男性 40代
農業事務所長: 男性 40代
主な同僚: 農業技術者 女性 20代
その他農業事務所には3名の職員が勤務 いずれも男性 40～50代

【資格条件等】

[参考情報]：

　・有機農業の経験

【地域概況】

【特記事項】