2017年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL01217A06)
募集終了

国名
フィリピン
職種コード 職種
H107 助産師
年齢制限
活動形態
個別
区分
交替
3代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2017/4 ・2018/1
スタッフと妊婦健診受診者の確認中 配属先スタッフ(前任者は二列目右から3番目) 配属先

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

国家経済開発庁 ボランティア調整局

2)配属機関名(日本語)

カルビアン町地域保健事務所

3)任地( レイテ州カルビアン町 ) JICA事務所の所在地( マニラ )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 5.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

カルビアン町は人口約30,000人、53のバランガイ(村)から成り立っている。また町を5区画に分け、各区画にバランガイヘルスステーション(BHS)が設置されている。配属先となる地域保健事務所(RHU)は母子保健(妊婦乳幼児健診、予防接種等)や一般診療、健康相談等を行っており、感染症、リプロダクティブヘルス、健康増進、環境衛生、各種統計分析等も行っている。2013年から助産施設も併設され、24時間体制で自然分娩を受け入れている。2018年3月まで2代目JVが活動予定である。他国の援助は入っていない。

【要請概要】

1)要請理由・背景

フィリピン政府は安全な出産のために施設分娩を推奨しているが、カルビアン町はレイテ島北端の細長く伸びる地形で、未舗装路が多く、医療機関は州都に近い南部に集中しており、北部に住む妊産婦は医療機関へのアクセスが難しいため、施設分娩率はレイテ州内で3番目に低く、妊婦健診受診率も低い。また、自宅分娩では伝統的産婆(TBA)が介助を行っているが、自宅分娩に起因した妊産婦・新生児死亡率も高い。前任者は医療機関へのアクセスの悪い地域に住む妊産婦の支援強化を目標に、村のクリニック(BHS)を巡回し保健ボランティアへの教育を行っている。また、RHUに併設された助産施設の運営支援を実施。今後もさらなる母子保健指標の改善に向けて、地域の妊産婦や保健ボランティアへの知識の普及や、助産施設において安全な妊娠・分娩管理に向けた助言、技術指導が求められており後任要請に至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

1.妊婦および新生児ケアに関する業務全般の改善(教材作成含む)
2.BHSの機能の活用と業務改善にかかる提案
3.BHW(保健ボランティア)への教育・技術指導
4.助産施設の運営支援(産科・新生児分野における技術指導、5S含む)
5.妊婦及び若年層に対する感染症/リプロダクティブヘルスなどの健康教育の実施

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

一般的な看護業務で取り扱う医療器具

4)配属先同僚及び活動対象者

医師1名 50代 男性、保健師1名 女性 50代(カウンターパート)
助産師8名、看護師12名、サニタリーインスペクター1名
他13名(看護助手、救急車ドライバー) 計36名

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

その他

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(助産師)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)3年以上 備考:指導経験に基づく助言を要する

任地での乗物利用の必要性

単車(小型自動二輪免許が必要)

【地域概況】

[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35 ℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

・隊員はフィリピンの医療免許を取得できないため直接的な医療行為はできず保健分野での活動となる。・事務所から空港まで車で1時間。任地最寄の空港から任地まではバスで3時間程度の移動を伴う。