要請番号(JL01217A14)
募集終了
3代目
・2017/4 ・2018/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国家経済開発庁ボランティア調整局
2)配属機関名(日本語)
国立ボホール島大学
3)任地( ボホール州タグビララン市 ) JICA事務所の所在地( マニラ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 1.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
ボホール島大学は、1907年に設立された52の学部と8つの修士課程を持つ総合大学。学生数約7000名、職員約300名の規模。ボホール島内に5つのキャンパスを持ち、配属先の工学部産業デザイン学科(以下 ID学科)はタグビララン市にあるメインキャンパス内にあり、2008年6月にボホール島内のデザイナー育成を目的として開設された。ID学科の学生数は各学年30ー40名程度、講師数は4名。同学科には、2009年からデザイン職種JVによる支援を開始し、現在3代目のJVが活動中。2014年5月には、学内に最新機器を備えた市民に開かれたモノづくり工房(FabLab)が設置されている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ID学科に対しては、2009年から全体のカリキュラム整備、授業内容の改善等をJV派遣により継続して支援している。現JVは、近隣の貿易産業省事務所に配属のJV(デザイン)とも協力し、ID学科内の若手講師及び学生の実践的能力向上のため、問題解決型授業の導入と定着を進めている。具体的には、学内に設置されたFabLabを利用した先進的モノづくりの実践や、島内や近隣地域の製造業者等との協同デザインプロジェクトを授業として導入し、学生にデザイン及びプロジェクト運営を実践させる一方で、地域製造業者等の製品のデザイン改善にもつなげるWin-Winの関係を構築し、産官学の協力関係の元、地域の発展に貢献する体制も同時に支援していく予定である。配属先の講師陣はいずれも20代と若く、問題解決型授業の定着には当面JVによる継続した支援が必要と判断されており、後任要請がなされた。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.問題解決型授業の導入を中心としたID学科の授業の運営改善、カリキュラムの見直し、指導内容強化に対する助言
を行う。
2.若手講師及び学生のデザインに係る専門知識、技術の向上、地域の製造業者等外部組織と連携した授業の企画、
運営に係る支援を行う
3.FabLabを利用した学生の教育に係る支援を行う(データ処理ソフトはIllustrator(2D)、SolidWorks(3D)、Rhinoceros(3D))。
4.機材の整備、利用のルールを含めたFabLabの安定的運営管理に係る支援を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
PC10台(Auto CAD、Photoshop等)、カラープリンタ1台、ハンドドリル、ハンドルーター各4台。FabLabにはレーザーカッター等標準機材完備。
4)配属先同僚及び活動対象者
工学部長:女性 50代
ID学科講師
学科チーフ: 男性 40代(専門は建築でありデザインではない)
学科講師:女性3名 いずれも20代
FabLab管理支援職員:男性1名 20代
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他(セブアノ語)
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:同僚教員が大卒以上であるため
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:実務経験に基づく助言が必要
[参考情報]:
・産業デザインの経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(20~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
事務所から空港まで車で1時間。個別案件であるが、貿易産業省ボホール州事務所に派遣されるボランティアと連携した活動が見込まれている。