要請番号(JL01217B08)
募集終了
3代目
・2018/1 ・2018/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国家経済開発庁 ボランティア調整局
2)配属機関名(日本語)
国家酪農局 東ネグロス州事務所
3)任地( 東ネグロス州 ドゥマゲッティ市 ) JICA事務所の所在地( マニラ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 1.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
国家酪農局は1995年に農業省の管轄下に設立された組織で酪農公社を前身とする。国内にセントラルオフィスと4つの地域事務所を持っている。配属先は2008年に設立され、酪農組合及び組合員である酪農家に対して、巡回指導やセミナー等を通じた酪農技術の普及、治療や人工授精等のサービス提供等の技術・経営支援を行っている。なお、配属先は近隣にあるドゥマゲッティ酪農協同組合の運営する牛乳加工処理施設(以下加工場)と密接な関係のもと機能しており、実質的には酪農家の現場から牛乳の加工処理、販売までの一連の過程の管理指導に寄与している。同加工場には2017年度1次隊で派遣された家畜飼育のJVが活動中である。
【要請概要】
1)要請理由・背景
東ネグロス州は酪農が比較的盛んであるが、地域の酪農家は基礎的飼養管理技術が身についていない為、牛の能力を活かしきれず、牛乳の生産性が低いのが実情。このため、前任者は、対象酪農家約80軒に対し、生乳生産量の増加を目標に、代替飼料の提案や飼料管理指導等を通じた栄養改善プログラムや疾病(乳房炎)コントロールを実施。また個体数の増加を目指し人工授精や早期妊娠診断等の技術指導を行っている。配属先は、同JVの取り組みを高く評価しており、この取り組みの配属先への定着を促進するため後任JVを要請した。飼養されている乳牛は、主にサヒワール等熱帯系の牛とホルスタインのクロスブレッドで平均乳量は6リットル/日程度だが、将来的には10リットル/日を目指している。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1. 加工場に運ばれてくる牛乳の乳汁中体細胞検査(直接鏡検法)結果に基づく農家への乳質改善指導を実施する。
2. 乳房炎等疾病の治療と予防知識の普及を行う。
3. 基礎的飼養管理技術(特に繁殖管理、栄養管理)の指導/助言を行う。
4. 受精卵移植に関する知識・技術の普及。
5. 同僚技術者との協働を通し、同僚技術技術者の技術/知識の向上を支援する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
PC、プリンター、AIツール、液体窒素容器、顕微鏡、乳質検査器具一式(LactScan等、加工場所有)、体側器、注射器
4)配属先同僚及び活動対象者
技術者2名:30代男性1名、女性1名(勤務年数は2年程度)
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:(獣医師)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)獣医学 備考:活動上必須
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:治療、酪農家への技術指導が必要
任地での乗物利用の必要性
単車(小型自動二輪免許が必要)
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・事務所から空港まで車で1時間。