要請番号(JL01220A09)
募集終了
・2020/2 ・2020/3 ・2021/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国家経済開発庁 ボランティア調整局
2)配属機関名(日本語)
ラモン・マグサイサイ大統領記念州立大学サンマルセリノキャンパス農学部
3)任地( ザンバレス州サンマルセリノ町 ) JICA事務所の所在地( マニラ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 5.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
当大学はザンバレス州内に7つのキャンパスを有す。サン・マルセリノキャンパスは1927年に農業学校として発足した歴史があるため、地域の農業者とのつながりが深く、大学での研究結果のフィードバックや技術の普及などを通じ、地域貢献に力を入れている。1991年に起こったピナツボ火山の大噴火による火砕流や火山灰の影響で当該地域での農業は一時困難になったが、マンゴーは生き残り、むしろ火山灰による土壌変化の影響で甘味の強い良質のマンゴーが栽培できている。大学はマンゴーセンターを設立するなど、マンゴーの研究開発・普及に努めてめている。学部年間予算約1,000万円。
【要請概要】
1)要請理由・背景
フィリピンの州立大学は高等教育機関としての役割に加え、研究結果や開発した技術を地域に普及していくことも求められている。当大学では、特産であるマンゴーの栽培技術向上のためのマンゴーセンターを設立したり、バイオテクノロジーのラボを整備している。特に特産のマンゴーの栽培に関しては、有機栽培を推進しており、バイオテクノロジーを駆使した技術開発を進めるべく、研究用機材を整備し、ラボおよび学生の知識向上を目指している。学生は教授の指導の下、バイオテクノロジーの研究に取り組んでいるが、イノベーティブな人材を育成するために、教授だけでなく、学生目線に立ち、学生の研究を支援できる研究人材を求め、隊員の派遣要請がなされた。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
当大学のバイオテクノロジーラボ職員および学生の知識向上を目指し、同僚と共に以下の活動を実施する。
1.マンゴーをはじめとした農作物に適用可能な遺伝子マッピングや遺伝子特性の研究。
2.特産マンゴーの栽培技術向上(特に病害虫に強い)の研究。
3.研究機材を適切かつ有効に活用するために学生への指導。
4.必要に応じ、マンゴーセンターで行われているトレーニング参加者(農家)へ現場ニーズをヒアリングし、学生の研究テーマ設定にも協力する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
PCR マシーン Simpli AMP(ライフテクノロジー製)、ゲルドキュメンテーションマシーン(ラブネット社製) 分子量マーカー
4)配属先同僚及び活動対象者
同僚
学部長 女性 50歳代
ラボ研究員2名、 女性 経験3年女性 30歳代
活動対象者
研究員および学生
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)農学系 備考:同僚とのバランス
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:機材活動方法の指導が望まれる
任地での乗物利用の必要性
単車小型自動二輪免許が必要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(20~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
生活使用言語はタガログ語またはカパンパンガン語
大学での実習も実務経験に含めることは可能である。