【配属機関概要】

3）任地（ レイテ州 オルモック市 ） JICA事務所の所在地（ マニラ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機+ﾊﾞｽ で 約 5.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

任地はレイテ島の西海岸に位置するオルモック市(人口16万人)、レイテ島西部の中心都市で110の村(バラインガイ)から成る。配属先となる県病院の職員数は200名(正規職員120名、臨時職員80名)で年間予算は約3千3百万円。レイテ島西部における中核病院の位置づけで周辺の町では対応できない病状の患者を受入れている。所属する産科の職員数は20名(正職員は12名)。配属先では「若年層(18歳以下)の妊産婦のケアに関するプロジェクト」を実施している。

【要請概要】

1）要請理由・背景

フィリピンの出生率は2.92(2016年世界銀行)とアジア地域内でも高いレベルを保っており、産科と小児科は特に患者数が多い状況である。配属先も年間2750件程度の分娩を行っている。しかしながら病棟内における妊産婦ケアの体制は十分とは言えず、病院は院内の環境整備およびケアの向上を目的に、2018年11月に前任者が派遣された。前任者は母子保健に関する勉強会の支援、健康教育の支援、5S活動と母子手帳の使用などに取り組み一定の成果をあげている。しかしながら、院内(特に産科と小児科)は感染症リスクが高く、感染症予防や医療安全の対策が必要となっており、院内環境改善に有効な5Sを推進できる人材を青年海外協力隊に求めた。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

病院内では、手洗い用の水が不足、アルコール消毒薬が未補充など、院内環境の要因により、十分な院内感染対策が行われていない現状がある。そこで病院全体の職場環境を改善し、必要な時に必要な処置ができる環境が整備する必要があり、隊員は以下の活動の実施が望まれている。
1.病院内を巡回し、感染管理上の問題を特定して対策を検討する
2.感染管理の手法の一つとして、5Sをスタッフに指導する。
3.5Sにより導入した方法のモニタリング、方法に問題があれば、更なる改善を加えていく。
4.その他院内感染対策を推進する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

PC、プリンターなどの事務機器。

4）配属先同僚及び活動対象者

協働者
病院長:女性 50代
看護師長:男性50代(看護師長)
活動対象者
医療スタッフ(看護師50人、看護助手33人)

【資格条件等】

[参考情報]：

　・病院で5S活動に取り組んだ経験

【地域概況】

【特記事項】

任地最寄の空港から任地まではバスで3時間程度の移動を伴う。
生活使用言語はセブアノ語またはタガログ語