2023年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL01223B38)
募集終了

国名
フィリピン
職種コード 職種
I102 障害児・者支援
年齢制限
活動形態
個別
区分
交替
1代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2024/2 ・2024/3 ・2025/1
配属先の同僚(教員)たち 教育学部オフィス 大学キャンパス構内(1) 大学キャンパス構内(1) 大学キャンパス構内(1)

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

国家経済開発庁ボランティア調整局

2)配属機関名(日本語)

国立ウエストビサヤ総合大学 教育学部 特別支援教育科

3)任地( イロイロ州イロイロ市 ) JICA事務所の所在地( マニラ首都圏マカティ市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 2.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

国立ウエストビサヤ総合大学は設立から120年以上の歴史を持ち、島内外に6つのキャンパスを持つビサヤ地方有数の総合大学である。教育学部はイロイロ市内のメインキャンパスにあり、車で約30分の距離にイロイロ国際空港、市の東海岸に面した海には大きな港もあり、とても活気にあふれた商業都市の中心部にある。教育学部には教授9名が所属しており、特別支援教育科には聴覚障害教育、精神障害教育、特別支援教育、知能優秀児教育等のコースが設置されている。教授陣はキャンパス内での講義に加え、教育実習の実践、地域調査、教材制作等に従事しており、特に特別支援教育科では学外にある特別支援センター等での実習も重要な科目として位置づけ、生徒たちに実践の機会を提供できるよう尽力している。

【要請概要】

1)要請理由・背景

配属先では、障害児・者支援の道を志す生徒たちを対象に、実践力のある教育者の輩出と現場教員の能力向上を目標に指導しているが、現場経験が豊富な指導者の不足が課題とされている。特に2023年1月から「Project Kaupod(プロジェクト・トゥギャザー)」と銘打った、家族と地域の障害に対する知識を深め、インクルーシブ教育を実践する学校環境を整え、共生社会を形成していくための教員養成プロジェクトがはじまっており、障害を持つ当事者のみへのアプローチだけでなく、彼らを囲む家族やコミュニティへの介入方法についても知見を深める必要が出てきた。JICA海外協力隊からの日本での障害児・者支援に係る知識や経験共有を期待し、同学科における新しいインクルーシブ社会へのアプローチを模索するため、今回の隊員要請に至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

既存クラス(シラバス及び教材含む)を観察・理解し、同僚と共に以下の活動を行う。
1, 現在使われているシラバス、教材から、適切なワークショップや講義の実施について同僚教授と協議する
2, 同僚教授を対象とした、日本のインクルーシブ教育ベストプラクティスに関するワークショップの企画・実施
3, 障害者を持つ子ども達(視覚、聴覚障害、知的、自閉症など)の保護者を対象とした、自立生活の訓練方法に関するワークショップの企画・実施
その他、イロイロ州内の小学校特別支援センターに配属予定の障害児・者支援隊員との協力により、多様な実践事例を同学生徒へ提供することも期待されている

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

プロジェクター、コピー機、オフィス事務用品

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:教育学部特別支援教育科 教授9名(全員、博士号以上を取得)

活動対象者:
教育学部 教授9名
教育学部特別支援教育科 生徒225名

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

その他

7)選考指定言語

英語(レベル:B)

【資格条件等】

[免許]:(特別支援学校教諭)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒)教育学 備考:同僚とのバランス

[経験]:(指導経験)5年以上 備考:同僚への研修を行うため
    (実務経験)5年以上 備考:実践に基づく助言を要する

[参考情報]:

 ・インクルーシブ教育導入実践経験があれば尚良い

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(25~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

同学科では2014年10月-2017年3月に同職種でのシニア隊員を受け入れおり、本要請は2代目。「予定されている活動内容 3.障害を持つ子ども達」に記述の通り、障害の種類は様々であるが、学校の授業には児童自身で出席できる程度の障害。(日本では障害の状態によって「等級」がわけられているが、フィリピンではこのような等級分けがされていない。)