要請番号(JL01824A23)
募集終了
・2024/3 ・2025/1 ・2025/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
社会開発・人間の安全保障省
2)配属機関名(日本語)
スラーターニー人身取引被害者保護福祉センター
3)任地( スラーターニー県ムアンスラーターニー郡 ) JICA事務所の所在地( バンコク都 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+車 で 約 2.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
本施設はタイ国内に複数ある人身取引被害者保護施設の1つで、設立は1997年、主な入所者は15歳前後の未成年女性となる。施設では年間を通して20名程度の被害者を保護しており、入所者は他の施設から転送されてくる南部出身の被害者の他、近年は近隣諸国(ミャンマー等)の被害者もいる。施設では退所までの約1年間、被害者の法的な手続き(裁判等)を進めながら、施設内において簡単な職業訓練(手工芸・裁縫・農業、料理等)、教育(簡単な読み書きや計算など)、人身取引に関する講義、カウンセリングを提供している。また、情緒不安定になりがちな、保護後まもない入所者に向け、初期入所者プログラムを実施し、情緒安定や自己肯定感向上を図っている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
入所は初期入所者用プログラムを経て各職業訓練等へと移行し、終日簡単な職業訓練や学習、リクリエーションを行い過ごすが、本施設スタッフは経験が浅いスタッフが多いこと、またスタッフ数も限られているため、提供できる訓練・学習がワンパターンに陥りがちになっている。入所者は保護期間中は施設から外出することができず、今後の将来の見通しも見えない不安な日々を過ごすことになる。外国人である隊員が施設に入り、新たなアクティビティを実施し入所者の日々に新たな刺激をもたらすことで、入所者の視野が開かれ、情緒の安定、自己肯定感の向上、生活態度の改善につながることが期待されている。また施設スタッフに対しても日本での経験や知見の共有が期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
隊員は専門性を生かし、配属先と協議の上、以下の活動を実施する。
1. 初期入所者に対する情緒安定や自己肯定感の向上、退所後の生活の準備につながるアクティビティの企画・実施
2. 入所者に対する人身取引や虐待被害に対する正しい知識を伝えるための、更正・支援プログラムの提案、企画・実施
3. 入所者に対する学習・職業訓練支援、リクリエーションの企画・実施
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
初期入所室、各種職業訓練教室、カウンセリング室、運動スペース等
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:ほとんどが女性となる。現在24名。
センター長(50代)、ソーシャルワーカー、心理カウンセラー、生活班スタッフ、職業訓練士等
活動対象者:全員が女性となる。
主にタイ南部・近隣諸国出身の人身取引被害者施設入所者
5)活動使用言語
タイ語
6)生活使用言語
タイ語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)又はタイ語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(教諭免許(校種・教科不問))
[性別]:(女性) 備考:女性保護施設のため
[学歴]:(大卒) 備考:同僚の学歴に準ずる
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:多用な背景の入居者へ対応するため
[汎用経験]:
・困難を抱える青少年との活動経験(2年以上)
[参考情報]:
・カウンセリング経験があると尚良し
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(20~36℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
教員、児童相談所等福祉・司法施設・機関職員、臨床心理士、社会福祉士、カウンセラーなどの経験があるとなおよい。
タイの住居は、キッチンや洗濯機がない住居が一般的。