要請番号(JL02116B11)
募集終了
3代目
・2017/1 ・2017/2 ・2017/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育青年スポーツ省
2)配属機関名(日本語)
タケオ州小学校教員養成校
3)任地( タケオ ) JICA事務所の所在地( プノンペン )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 2.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先はカンボジア国内に18校ある小学校教員養成学校の一つ。2年制で、高卒の学生が学ぶ。修了生は主にタケオ州内で小学校教員となる。教員数は約30名。10月から新年度となるが、学生数は1年生70名、2年生137名となる見込み。クメール語、数学、理科、社会、英語、心理学、体育、音楽、図工などの授業がある。付近には付属小学校が置かれている。年間運営経費は約8000米ドル。理科教育分野における同校への支援は、ボランティア派遣、JICAの理科教育改善プロジェクトの研修参加、草の根技術協力のスキームでの広島県の専門家派遣等が行われている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
同国の教育現場は、教科書の記載内容を暗記させるだけの授業が主流である。長期的な成長を見据えた人材育成の観点から、学習者の主体的な学びを促す指導への転換が不可欠であると教育行政側は認識しているが、歴史的経緯に起因する人材不足等の障壁があり、その達成には相応の時間を要する。同校においても、学習者が主体となる授業を行える教員を育てるという点で、充分な指導を行えていない。同校に対する理科教育分野の支援は19年度1次隊のJV派遣に始まり、直近では25年度2次隊で本省教員養成局配属SVが隔月で巡回指導を行い、理科教科知識と指導技術の向上に向け指導を行ったが、再度専属でサポートできるJVが必要とのことから本要請に至った。なお、分数の概念や小数を含む目盛の読み取り、単位の換算等の理解が不十分なまま卒業する学生が少なくない現状もあり、算数・数学分野の指導法改善についても協力が求められている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.同僚理科教員とともにカリキュラムに沿った実験・実習内容を計画・立案し、実施する。
2.同僚理科教員とともに実験室の整備を行い、実験器具や薬品の適切な扱い方を定着させる。
3.希望する学生に対して、授業中に行えない又は上手くできなかった実験を行える、補習授業を設ける。
4.算数教員と協力し、教科書に沿った計算ドリルを作成し、学生の計算力を上げる。
5.小学生向けの算数補助教材で比較的容易に自作できるものを、算数教員や学生に紹介する。
6.他の配属先の理科教育隊員とともに、同校内・外での理科実験ワークショップを企画・実施する。
(原則、各学年の理科授業数は週2時間、数学は週4時間)
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
カセットコンロ、顕微鏡、温度計、磁石(方位磁針を含む)、豆電球、水槽、ガラス器具など
4)配属先同僚及び活動対象者
校長:男性50代
副校長:男性2名(50代または40代)
理科・数学担当教官:計6名(30代から50代男女)
5)活動使用言語
クメール語
6)生活使用言語
クメール語
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:(中・高教員(理科))
(小学校教諭)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(教員経験)3年以上 備考:同僚との指導技術のバランス
任地での乗物利用の必要性
自転車
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(22 ~ 38℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(安定)