要請番号(JL02120A21)
募集終了
4代目
・2020/2 ・2020/3 ・2021/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
公共事業運輸省
2)配属機関名(日本語)
シェムリアップ州公共事業運輸局・下水道ユニット
3)任地( シェムリアップ州シェムリアップ ) JICA事務所の所在地( プノンペン都 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 6.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
公共事業省シェムリアップ公共事業局は、州政府と連携しながら公共インフラの整備と管理を行う組織である。局内は4部1ユニット10課で構成され、配属先となる下水道ユニットは、2009年に一期の事業となるADB(アジア開発銀行)事業の完成と合わせて本格的に業務を開始している。下水道と河川排水路の工事は、海外の開発ローンを活用して実施され、同ユニットは施工管理と完成後施設の管理を行っている。同ユニットではこれまで3代のシニア海外ボランティア(SV)の支援を受け、技術職職員の技量向上を図ってきた。現在3代目が2021年1月までの任期で活動中である。
【要請概要】
1)要請理由・背景
世界遺産アンコールワットを有するシェムリアップは、近年、観光産業の発展に伴いホテル、商店、住宅の建設が急増している。そのため雨水排水路として機能していた水路や沼地が消滅して洪水が起こりやすくなり、残っている河川や湖沼を生活排水が汚染している。そこで、2006年から排水事業が本格化しAFD(仏国開発庁)やADBの支援により、市内中心部に排水路と下水施設が完成した。しかし、下水道幹線の施工不良により本格稼働ができず、現在も修復工事が続いている状況である。また下水施設管理を行う技術者の育成が十分でないため、甲府市下水道事業の研修に職員を派遣したり、SVによる育成支援を受けているが、継続支援が必要と判断され当要請が出された。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.下水道施設の運転・維持管理技術に係る適切なレベルでの標準化を図ると共に、そのレベルに向けた技術力向上
のための支援・指導を行う。
2.過去に実施した下水施設整備事業に関する振り返りを行い、現在実施中の事業、及び、今後予定している事業
に対し て改善提案を行う
3.下水道経営を計画的かつ効率的に行うための支援として、下水道受益者の拡大、および、下水道使用料等の徴
収率向上を図るための提案を行うとともに、アセットマネジメント手法の導入(資産の現状把握、データベース化等)
に関する提案を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
測量機器、PC、執務室
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:下水道ユニット長(男性50代)
下水道ユニット技術長(男性40代)
水質試験係長(女性、30代)
ユニット職員約20名(男女20~30代)
活動対象者:技術職職員約5名(男女20~40代)
5)活動使用言語
クメール語
6)生活使用言語
クメール語
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(短大卒)理工系 備考:同僚への技術指導のため
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:同僚への技術指導のため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(22~38℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・電気へのアクセスは毎日あるが、時折停電あり。
・配属先は市街地郊外(中心部から約6km)に所在し一部悪路があります。そこを徒歩、又はトゥクトゥクと呼ばれる三輪タクシー等で通勤することになります。