2016年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL02616B07)
募集終了

国名
東ティモール
職種コード 職種
H108 臨床検査技師
年齢制限
活動形態
個別
区分
交替
2代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2017/1 ・2017/2 ・2017/3
使用予定の機材 検査室を含む配属先施設内の外観 同僚と一緒に作業中

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

保健省

2)配属機関名(日本語)

クリブール・ドミン・ファンデーション
NGO

3)任地( リキサ県ティバール ) JICA事務所の所在地( ディリ )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 0.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は2000年にオーストラリアの慈善団体 Ryder-Cheshire Australia(RCA) によって設立され、2004年から東ティモール人が運営するようになった。総スタッフ数は39名ほどで、主に①コミュニティ・ベース結核対策、②CBR(障害者のためのコミュニティ・ベース・リハビリテーション)、③NGO滞在患者のケアの、3つのプログラムを展開している。JOCV派遣は2015年11月に始まり、現在臨床検査技師隊員1名が結核対策プログラムを支援している。年間予算(2016)はRCAより25万米ドル、グローバルファンド(FGFJ)から29万米ドル、東ティモール政府・他より90万米ドル。

【要請概要】

1)要請理由・背景

東ティモールは10万人あたりの結核患者数498人で、ワースト10位に入っている(世界保健機関2012)。喀痰から完全自動で結核菌を検出できるGeneXpertは、配属先を含め国内3箇所にしかない。配属先は2016年4月からFGFJの支援を得て、地元リキサ県3地区に加えて、近隣2県にある4地区も支援することになった。これら7地区の総人口は14万強で、約700名/年の罹患者が見込まれる。現隊員が扱っている検体数は2件/日と少ないが、山村には情報不足から結核症状を理解しない潜伏患者が見込まれ、7地区にいる4名のフィールドスタッフは村のコミュニティリーダーを訪問し、罹患が疑わしい患者の発見に努めている。隊員は現地人検査技師が正しい検査を正しい理解のもとに行うことを支援し、また結核検査以外の新しい検査の導入を試みている。これらが一定の成果を出すには時間がかかることから、後任ボランティアが要請された。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

赴任後、これまでの経験等について配属先と話し合い、活動の詳細を決めていく。
1. 同僚検査技師と共働するなかで、彼らが①検査について正しく理解し、②正しく検査を行い、③自立的に検査室を
管理するよう、日々の一連の業務を確認、支援する。
2. 配属先と協議しながら、新しい検査の導入に取り組む。
3. 国内にある他の機関を訪問したり、他組織に所属する検査技師と交流しながら課題を整理し、勉強会等の機会を
作って技師たちの臨床検査技術の底上げを試みる。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

GeneXpert、白金耳、顕微鏡(2台;Olympus Model CX21FSI)、スライド、マスク;BND801 N95、ゴム手袋、コンピュータ、冷蔵庫、机、椅子、流し台など

4)配属先同僚及び活動対象者

・所長(男、大卒)
・臨床検査技師(女、40代、高卒、研修8ヶ月、経験17年) ※CP予定
・臨床検査技師(女、20代、インドネシアでdiploma、経験2年)
・プログラムマネージャー(男、30代、大卒、経験6年)
・コーディネータ(男、30代、専門学校卒、経験19年)
・アシスタント、統計など

5)活動使用言語

インドネシア語

6)生活使用言語

その他

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(臨床検査技師)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)2年以上 備考:検査技師として実務を行うため

[参考情報]:

 ・結核検査の知識、技術

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(23~32℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(不安定)

[水道]:(不安定)

【特記事項】

実際の活動や生活では生活言語(テトゥン語)を使用するため、任地到着後に学習する。