要請番号(JL02620A09)
募集終了
・2020/2 ・2020/3 ・2021/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健省
2)配属機関名(日本語)
マヌファヒ県保健局
3)任地( マヌファヒ県サメ ) JICA事務所の所在地( ディリ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 4.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
マヌファヒ県には4つの郡がある。県内に総合病院はなく、郡ごとにコミュニティヘルスセンター(CHC)を、また複数の村にヘルスポスト(HP)を設置している。保健局はこれらを統括、プライマリーヘルスケア(PHC)を推進する機能をもつ。CHCはクリニックとも呼ばれ、外国人医師等の医療関係者が移動診療なども行う中で、住民の健康を支えている。
国内13県中、首都のほか数か所の保健局に公衆衛生(予防教育)や妊産婦などへの栄養改善支援を行う隊員を派遣しており、SISCa(移動診療)プログラム等を通した患者への健康促進)を支援している。
【要請概要】
1)要請理由・背景
当国における医療水準は極めて低く、十分に知識・経験を積んだ医療従事者の不足、医療機器の未整備、継続的な医療物資の未入荷など、課題は山積みである。そんな中で疾病の予防対策は重要な課題であり、保健省に集まるデータを分析し、コミュニティに対する各種ヘルスプロモーション活動(国・保健局レベルが実施する活動のほか、郡レベルで実施する移動診療プログラムを通した住民への健康促進)を支援できる隊員の要請があった。また同県保健局では、隊員がもつ日本の経験・知識・アイディアを吸収し、モニタリング・評価プログラムの実施方法(数値のはかり方など)への助言、精度の高いデータ収集方法の実現と、母子/栄養・衛生・感染症など全プログラムへの貢献を期待している。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.保健局への支援。同僚とともに県内4郡のデータ収集・分析、モニタリング・評価、ラジオニュース等での健康情報発信をしていく。データをもとに年間計画・予算・人員の配置等に助言を行い、県内のPHC促進につなげる。
2.CHC支援。SISCaのチームが村での診療を行う傍ら、住民にビデオ等のツール等を用いて予防教育を行う。
3. 巡回支援を行う。学校や自宅訪問、CHCを訪れる母親や一般住民に対し、必要な予防・教育を行う。
4.同僚と協働する中で、知識・経験・アイディアを共有し、所属する課の業務を支援・助言・改善する。また活動の中で見いだされた課題の解決策を、上司、同僚とともに検討し、実施する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
CHCのSISCa専用車両
保健省や隊員が作成したビデオ教材等をヘルスプロモーションに関わる隊員の多くが利用している
4)配属先同僚及び活動対象者
・配属先同僚:局長(50代女性、助産師、経験17年)のほか、総務・人事担当者、学校保健プログラム担当者など(40-50代、看護師、経験17年)
・CHC同僚:SISCaチーム(医師、助産師などグループに分かれて各村を担当)
・活動対象者:住民(母親等)
5)活動使用言語
テトゥン語
6)生活使用言語
テトゥン語
7)選考指定言語
言語問わず(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(保健師)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:配属先の要請による
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(25~28℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
田舎暮らしを楽しめる人。疾病は、時期・地域により疾病が異なることに留意する必要がある。