2016年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL02716B03)
募集終了

国名
ベトナム
職種コード 職種
C107 病虫害対策
年齢制限
活動形態
個別
区分
交替
2代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2017/1 ・2017/2

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

教育訓練省

2)配属機関名(日本語)

タイバック大学農林学部

3)任地( ソンラ省ソンラ市 ) JICA事務所の所在地( ハノイ市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 8.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

北西部山岳地域における唯一の総合大学で、地域における人材育成、地方公務員に対するトレーニング、地域社会経済発展に関する研究を目的に、師範短期大学を前身に2001年に設立。幼児・初等教育、経済、行政理論、外国語等の10学部と4研究センターを持ち、教員数約500名、学生数約9,200名。配属先の農林学部は2006年に新設され、農学、造林、応用生物、資源・環境管理、獣医・畜産の5学科からなり、教員数47名、学生数約1,200名である。農林学部の教育、研究能力の向上を目指し、2011年~2014年に「持続可能な農村開発のためのタイバック大学機能強化プロジェクト」(技プロ)が実施された。

【要請概要】

1)要請理由・背景

北西部山岳地域4省(ライチャウ省、ディエンビエン省、ソンラ省、ホアビン省)は、人口の約8割が少数民族で貧困率も高く、貧困削減の重点地域とされており、同大学が北西部山岳地域開発において期待されている役割は大きい。しかしながら大学の歴史も浅く、特に新設された農林学部には、若く経験の少ない教員が多いのが実情である。同地域では農薬や化学肥料の使用を極力少なくした安全野菜の栽培導入が計画されており、その一環として基礎情報として重要な有害昆虫、特に鱗翅目や植食生甲虫類の正確な分類・同定の支援、農薬に頼らない生物学的防除方法に関する農学科への支援 が求められている。同地域の特産であり、広く栽培されているモモ類、コーヒー、キャベツなどに対する病虫害防除対策に対する要望が強い。現在活動中のJVは、有害昆虫の標本の作製・保存、分類の支援を行っている。後任JVには農家巡回による調査も期待されている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

JVは配属先同僚と協力して以下の活動に取り組む。
1.害虫、特に鱗翅目や植食生甲虫類の分類・同定及び標本作成を支援する。
2.モモ類、コーヒー、キャベツを主な対象とした生物学的防除方法の知識、技術の向上及び研究を支援する。
3.農家を巡回し、害虫による被害状況の調査を支援する。
4.学生を対象としたセミナーの企画、開催。
*現在実施中の草の根技術協力事業への協力も期待されている。(サツマイモ、タロイモへの病虫害関連)

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

光学顕微鏡、双眼実態顕微鏡、精密計量秤、吸虫管(手作り)、標本箱、基本的ガラス器具等。

4)配属先同僚及び活動対象者

農林学部長(男性/40代/博士/昆虫学担当)
農学科長(男性/30代/修士)
その他農学科講師(男性4名、女性5名/20代1名、30代8名/ほとんどが修士)
実験実習指導技官(男性1名、女性1名/20代~30代/学士、修士)

5)活動使用言語

ベトナム語

6)生活使用言語

ベトナム語

7)選考指定言語

英語(レベル:B)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(修士)農学 備考:大学での勤務となるため

[経験]:(    ) 備考:

任地での乗物利用の必要性

単車(小型自動二輪免許が必要)

【地域概況】

[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(10~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

2016年4月~2018年3月草の根協力事業「中山間地域における農業活性化による農家生計向上事業」が実施中