2018年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL02718A02)
募集終了

国名
ベトナム
職種コード 職種
D230 電気・電子機器
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2018/4

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

商工省

2)配属機関名(日本語)

フックイェン工業短期大学

3)任地( ビンフック省フックイエン郡 ) JICA事務所の所在地( ハノイ市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 2.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は1960年に職業訓練専門学校として設立され、2006年に産業人材育成を目的とした短期大学に昇格した。電気工学科、機械工学科等、8学科で構成されている。また、3年制の短大コースの他、2年制の専門学校コースおよび企業からの依頼による1年制の技術者再訓練コースを行っている。生徒数は約3,000名、教職員は163名が在籍している。年間予算は120億ベトナムドン(日本円で約6,100万円)。なお、当該短大は、2016年3月より、ベトナム商工省およびJICAより高専教育モデル校に選定されており、また、2017年6月には宇部工業高等専門学校との学術交流協定を締結している。

【要請概要】

1)要請理由・背景

ベトナムは2020年以降、早期の工業国化を目指しており、産業競争力の強化や工業国化に向けた取り組みとして、裾野産業育成に注力することとしている。特に裾野産業の中でも機械加工、電気電子分野は製造業を支える基盤となる分野であり、これら3分野が発展することにより産業競争力強化に繋がり、工業国化へ大きく貢献することとなる。しかしながら、産業を支える質の高い人材は乏しく、その育成が急務となっている。このような背景の中、配属先は優秀な産業人材育成を目指しており、特に高専教育モデル校として選定されてから1年間、講師の育成、講義・実習内容の改善、3S、5Sの定着に取り組んできたが、成果が出ているとは言い難い状況である。取組みをより効果的なものとすべく、ボランティアの支援を強く望んでいる。ボランティアには、専門的な知識・技術のみならず、5Sや労働安全に関しても講師や学生の意識向上を図ることが期待されている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

配属先講師とともに以下の活動に取り組む。
1 電気工学科の実習方法の把握および助言。
2 学生を対象にPLC(Programmable Logic Controller)に関する実習指導支援。
3 PLCに関するカリキュラムの把握および改善に関する支援。
4 5Sや労働安全に関して、日本の事例紹介、校内での普及支援。
*可能であれば、学科内での技術コンテスト(学生が製作した電気・電子作品のコンテスト)等の実施も期待されている。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

PC、プリンター、PLC Module CJ2M-CPU11, Module PLC Siemens S7-1200, Multifunctional PLC Module 他

4)配属先同僚及び活動対象者

電気工学科長:男性/30代/電気工学修士/経験年数16年
電気工学科講師:20-30代/19名/電気工学修士6名、オートメーション工学修士4名、技術師範(電気)修士6名、冷凍工学修士2名、測定制御修士1名/経験5-10年
電気工学科学生:約600名(各学年約200名×3年、26名/クラス)

5)活動使用言語

ベトナム語

6)生活使用言語

ベトナム語

7)選考指定言語

英語(レベル:B)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒)電気・電子 備考:短大での指導に大卒資格が必要

[経験]:(実務経験)5年以上 備考:学生に指導するため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(10~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

*短大コースの年間教育訓練総時間数は2,385時間、学科33%、実技67%。
*学生の殆どは、高校卒業後、入学している。