2018年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL02718A07)
募集終了

国名
ベトナム
職種コード 職種
H113 作業療法士
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2018/4 ・2019/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

保健省

2)配属機関名(日本語)

中央高齢者病院(老年病院)

3)任地( ハノイ市 ) JICA事務所の所在地( ハノイ市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

2006年にバックマイ病院から独立した高齢者専門病院。全国1のサービスの質を誇る。救急外来科、診察科、ICU科、呼吸器心臓科、整形外科、緩和医療・癌専門科、一般内科、リハビリテーション科がある。医師90名、看護師202名で病床数は250床。研究室では、認知症、パーキンソン、不眠症といった高齢者の神経変性疾患の研究が他国の支援で行われている。また地方医療指導センターを持ち、専門研修の計画策定及び研修を司り、省レベルの各総合病院と協力し、高齢者専門科の設立支援も行っている。ハナム省で分院高齢者施設の設立計画がある。外国からはWHO、瑞国、米国の協力があり、リハビリ科へはNPOの継続的な支援がある。

【要請概要】

1)要請理由・背景

任国は急速な高齢化社会を迎えており、高齢化分野での自立支援が課題となっている。患者の「生活の質の向上」の概念や、「作業療法」の有効性、重要性等を、医療従事者、患者とその家族に理解してもらう事が急務となっている。現場では、任国の医療技術大学卒の理学療法士2名が中心となって作業療法指導に従事している。しかし、彼らは作業療法士の訓練を短期コース(5日間×3回/1年)受講したのみで、患者に適した作業療法の提案や、治療計画の策定が一辺倒で展開が少ない状況である。加えて任国では家族による完全介護の文化があり、早期離床、早期リハビリテーションをはじめ、日常生活活動の練習の重要性や優先度の理解を更に促す必要がある。このため、任国の介護界をリードする本配属先では、リハビリテーション科の更なる質の向上と、関係者の介護意識改革を進めるべく、外部の専門的知見/経験を持つ作業療法士が必要として本件に至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

リハビリテーション科において、医師や技師と協力し以下を行う。※対象者は急性期、回復期、外来を想定
1.日常生活活動の練習(食事、歯磨き、洗顔、服の着脱、ベッドサイド支援等)を行う。
2.個人やグル―プレクリエーション(簡単な遊びやゲーム、音楽活動等)の紹介と提案、導入を行う。
3.身体機能、認知機能低下予防のための関節可動域や基本動作の指導法を教える。
4.ベッドや椅子の姿勢の調整や、介護者、対象者の双方にとって負担の少ない介助法の指導を行う。
5.自助具の作成の仕方やアイデアの共有する。
6.勉強会やワークショップ等を企画・開催する。(ボランティアの語学習得度に合わせて将来的に実施する)

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

作業療法室、ヨガボール、ホワイトボード、図工文具各種、ゴムボール、輪投げ等

4)配属先同僚及び活動対象者

リハビリテーション科医師 修士 経験20年、女性、40代
理学療法士(作業療法担当)経験年数:理学療法7年、作業療法3年、女性30代 2名
対象患者は脳卒中、頭部外傷、脊髄損傷、パーキンソン、認知症、下肢麻痺等
年代は60歳から90歳、主な年齢は70歳から75歳

5)活動使用言語

ベトナム語

6)生活使用言語

ベトナム語

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(作業療法士)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(指導経験)2年以上 備考:同僚への指導が必要なため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(10~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

ベトナム語の早期習得目的を含め、スタッフ宅の間借り(ホームステイ)が想定されている。