2016年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL04816B15)
募集終了

国名
ブータン
職種コード 職種
G102 環境教育
年齢制限
活動形態
個別
区分
交替
2代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2017/1 ・2017/2 ・2017/3
ビジターセンター全景 ビジターセンター内の展望室 冬のポプジカ湿原を飛ぶオグロヅル

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

内務文化省

2)配属機関名(日本語)

王立自然保護協会 ポブジカフィールドオフィス
NGO

3)任地( ウォンディフォダン県ポブジカ ) JICA事務所の所在地( ティンプー市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 6.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

1987年に設立されたNGOであり、未来永劫ブータンが環境的に居住適地であり続けるため、市民への教育・研究を通じて、自然保護に向けた取り組みを推進している。事業部は環境教育、保護・市民生活、研究の3プログラムから成っている。職員数は29名、年間予算は組織全体で約1億円であり、ADB、FAO、UNDP、UNESCO、UNEP、WHO、EU等の国際機関の他、WWF及びフィンランド、デンマーク、オーストリア、カナダ政府、日本経済団体連合会から資金援助、技術協力を受けている。JICAは観光開発(エコツーリズム)の草の根技術協力を現在実施しているほか、2016年6月まで、環境教育JVが活動していた。

【要請概要】

1)要請理由・背景

ポブジカフィールドオフィスは、幹線道路から離れた小さな村、ポブジカに位置し、ビジターセンターとして機能している。ポブジカは、湿原を囲むようにして村が形成されており、湿原はヒマラヤを越えて飛来するオグロヅルの越冬地にもなっている。また、オグロヅルを保護するために、村人が電化の際に電柱や電線を拒否、電線を地中に埋めたことでも有名な場所である。この湿原や生態系を守るために、ビジターセンターが設立された。エコツーリズムも普及しつつあり、ホームステイでの外国人観光客も増えつつあるが、経済状況が好転したことで湿原へ畑が拡大したり、大勢の旅行者による影響が懸念されている。そのため、湿地の自然保護に向けた調査と、調査に基づく観光客や現地の人々への啓蒙活動の活性化がビジターセンターへ期待されている。しかしながら、同配属先はビジターセンター運営に関しての知識・経験が不足しているため、JVの要請に至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

1.湿原の自然保護・管理に向けた調査を実施、調査に基づく啓蒙活動を、現地の人や外国人観光客に対して実施する。
2.ビジターセンターの通年展示物の充実のほかに、ポプジカの季節を感じられるようなリアルタイムの情報を発信できるような体制を整える(現地の村人から情報を収集できる仕組みが求められる)。
3.観光客にブータンの自然や農村の生活・文化をより深く理解してもらえるよう、ポプジカの散策ルートの開発・整備や散策マップを作成する。その際、湿原へ影響を与えないような配慮が求められる。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

デスクトップパソコン、ホワイトボード、カラープリンター

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚 ビジターセンタースタッフ 1名(20代男性:経験2年)ならびに管理人1名

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

英語

7)選考指定言語

英語(レベル:B)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒) 備考:同僚と同等の学歴が求められる

[経験]:(実務経験)3年以上 備考:啓蒙活動に必須な経験

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(-10~25℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(不安定)

[水道]:(不安定)

【特記事項】

・湿地の自然保護に関しての実務経験が求められる
・インターネット回線が貧弱であり、場合によっては、ホテルや病院にて接続する形となる