【配属機関概要】

3）任地（ マータラ県マータラ ） JICA事務所の所在地（ コロンボ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ バス で 約 5.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

教育省は特別支援教育推進のため全国の各教育区に特別支援学級の設立を推奨し、障害児への教育機会の提供に取り組んでいる。こうした国の方針を受け、南部州教育局が管轄するマータラ教育事務所では、4つの教育区に1～15校の特別支援学級を置き、それぞれ8～15名の障害児を受け入れている。特別支援教育担当教員は各学校に1～3名配置されており、それに加えて「アシスタント教員」と呼ばれる無給の学習指導補助員が各学校に2～3名配置されている。年間予算は約1,000万円。

【要請概要】

1）要請理由・背景

南部州教育局が配属先となる。州内のマータラ県をカバーするマータラ教育事務所が管轄する学校のうち、特別支援学級を設置している学校は24校。特別支援学校が1校存在する。それぞれの学校に特別支援学校教諭資格保持者が教員として配置されているが、通学している登録児童数約320名に対し、教員数は60名となっている。教室の規模に合わせて配置教員数が調整してあるが、児童数が多いにもかかわらず配置教員数が少ないなどバランスが取れていないところもある。現在初代隊員が同配属先と協力しながら、そうした、児童数に対して教員数の少ない教室運営を重点的に支援し、障害児教育についての勉強会等を実施しながら教員の指導能力向上を目指しているが、引き続き支援が必要なことから、本要請の提出に至った。また、マータラ地区だけでなく、同州内の近隣の教育事務所(ゴール地区等)が管轄する特別支援学級への巡回活動も期待されている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

配属先の同僚と協力しつつ以下の活動を行う。
・配属先管轄下にある特別支援学級を巡回し、教員の学級運営を支援する。
・上記支援を通して教員に気づきを促し、改善の方向性をともに検討する。
・同国で入手可能な材料を使用した教材の作成・紹介する。
・近隣県における特別支援学級に関する調査を実施し、配属先関係者と情報共有する。
・配属先が実施する勉強会などに参加し、障害児教育についての講義などを実施する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

事務机、椅子など

4）配属先同僚及び活動対象者

上長(兼カウンターパート):
南部州教育局ディレクター(男性、50代、大卒)

活動対象者:
学校教員(男女約30名、20～50代、大卒)

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】