要請番号(JL06616B06)
募集終了
・2017/1 ・2017/2 ・2017/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育省
2)配属機関名(日本語)
北部州教育局
3)任地( ジャフナ県ワリカマム ) JICA事務所の所在地( コロンボ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 10.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
教育省は特別支援教育推進のため全国の各教育区に特別支援学級の設立を推奨し、障害児への教育機会の提供に取り組んでいる。こうした国の方針を受け、同配属先では地域内に8校の特別支援学級を設置し、それぞれ10~15名程度の障害児を受け入れている。特別支援教育担当教員は各学校に1~3名配置されており、加えて「ボランティア教員」なる学習指導補助員が現地NGOより各学校に配置されている。ボランティア教員の給与は現地NGOから拠出されている。州教育局の予算は約5千万円。
【要請概要】
1)要請理由・背景
長年の紛争で荒廃した東部地域はほかの地域に比べ経済・社会開発が遅れている。根深い民族問題もあり、民族間の和解を念頭においた復興支援が求められている。
同国においては教員養成大学に養護教員コースが設けられているものの、障害児教育についての知見が浅い一般教員が特別支援学級を担任している場合が多い。特別支援学級担任となった一般教員は障害児を敬遠する傾向にあり、場合によっては学級運営を放棄し、障害児が学校から排除される場合もある。特別支援教育に関する体制や目的意識、指導技術の面でまだまだ改善が必要とされる現状を踏まえ、教育省は特別支援学級を担任する教員の意識改革及び指導力向上のためにボランティアを要請した。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先の同僚と協力しつつ以下の活動を行う。
1.活動予定地域であるワリカマム地域にある8校の特別支援学級を巡回し、教員の学級運営を支援する。
2.上記支援を通して教員に気づきを促し、改善の方向性をともに検討する。
3.同国で入手可能な材料を使用した教材を作成・紹介する。
4.同僚教員やボランティア教員の能力向上を支援する。
5..配属先が実施する勉強会などに参加、あるいは自らワークショップ等を企画し、障害児教育についての講義などを実施する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
特になし。
4)配属先同僚及び活動対象者
上長:州教育局副局長、女性、50代
カウンターパート2名:州教育局の特別支援教育担当課長、男性、40代、経験年数15年(うち特別支援教育では3年)、教育事務所の特別支援教育担当課長、男性、40代、経験年数1年(以前は教員)
活動対象者:特別支援学級に通う障害児、特別支援学級の教員、ボランティア教員
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(教員経験)3年以上 備考:活動に必要なため。
任地での乗物利用の必要性
自転車
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(25~33℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
任地での活動・生活の使用言語はタミル語である。日本で英語、現地でタミル語の語学訓練を受講する。住居はホームステイまたはアネックス(大家宅の同一敷地内にある離れ等)の可能性が高い。