【配属機関概要】

3）任地（ クルネーガラ県クリヤピティヤ ） JICA事務所の所在地（ コロンボ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 3.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

北西部州政府幼児教育局は同州の幼児教育を管轄する部署で、州都クルネーガラの幼稚園教諭トレーニングカレッジで幼稚園教諭のためのディプロマ(保育者資格)コースや教員研修を実施している。同トレーニングカレッジと附属幼稚園には、これまでにシニア海外ボランティア2名を含む11名のJICAボランティアが派遣された。
セイキモデル幼稚園はクリヤピティヤ地域のリソースセンターとして管轄地域内にある120園の幼稚園教諭を対象とした研修の実施が期待されているが、十分に機能していないのが現状である。同モデル幼稚園では2014年10月から初代、2016年10月から2代目の幼児教育の青年海外協力隊(JV)が活動。

【要請概要】

1）要請理由・背景

当国では近年、幼稚園教諭の資格取得の義務化が進んでおり、ディプロマコースや教員研修による教諭の質向上が急務となっている。同地域の幼稚園はクルネーガラのトレーニングカレッジ附属幼稚園とセイキモデル幼稚園以外は全て私立で、小規模なものが多い。
当国の幼児教育は安全・衛生・遊び・運動の軽視、読み書き・算数・英語教育重視の傾向が顕著であり、保護者からは読み書き・算数・英語への要望が高いが、配属先では遊びを通して幼児の発達を促すカリキュラムを推進している。初代・2代目の幼児教育JVは管轄地域の幼稚園の巡回指導や教員研修を開始しているが、遊びを通した学びやその指導法の普及・定着には時間を要するため後任のJVが要請された。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

同僚と協力して以下の活動を行う。
1.モデル幼稚園で幼児への直接指導を行いつつ、教諭への助言を行う。
2.管轄地域内の幼稚園の巡回指導を行う。
3.ワークショップで基礎的保育技術に関する講習を行う。
4.他地域に派遣されている幼児教育隊員と連携して教材作成や講習会を行う。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

幼稚園施設、幼児用遊具(屋内外)、楽器(鍵盤ハーモニカ、太鼓等)、オーディオ機器

4）配属先同僚及び活動対象者

同僚:
モデル幼稚園 責任者 40代女性、教諭 30-50代女性 6名(実務経験7-20年)、デイケア教諭 30-50代女性 2名
各市町村の幼児教育担当者
活動対象者:
モデル幼稚園の園児 約180名、約120園の幼稚園教諭 (女性)

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】