2017年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL06617B05)
募集終了

国名
スリランカ
職種コード 職種
G183 幼児教育
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2018/1 ・2018/2 ・2018/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

東部州政府

2)配属機関名(日本語)

東部州幼児教育局 (アンパラ県事務所)

3)任地( アンパラ県アンパラ ) JICA事務所の所在地( コロンボ )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 10.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

幼児教育局は東部州政府によって2011年に設置され、東部州3県の幼児教育を管轄している。本部はバッティカロアに位置し、カリキュラム策定、幼稚園の登録、幼稚園の巡回指導、教員研修等を行っている。これまでにユニセフやNGOからシラバス策定、ディプロマ(保育士資格)コースや講習会開催等の支援を受けている。バッティカロア本部では2015年2月から初代幼児教育の青年海外協力隊(JV)が活動し、2017年8月に後任を派遣予定。同局の予算は約18.5百万円。
アンパラ県事務所の職員は10名。同州のトリンコマリー県事務所でも2016年11月から幼児教育JVが活動中。

【要請概要】

1)要請理由・背景

当国の幼児教育は安全・衛生・遊び・運動の軽視、読み書き・算数・英語教育重視の傾向が顕著である。近年、幼稚園教諭の資格取得の義務化が進んでおり、ディプロマコースや教員研修による教諭の質向上が急務となっている。
県事務所のフィールドオフィサーは幼稚園の巡回指導を行いながら、管轄地域の幼児教育の質向上を目指しているが、保育内容の指導までには至らず、運営管理に留まっているのが実情である。同地域の幼稚園は全て私立で、小規模なものが多い。配属先では遊びを通して幼児の発達を促すカリキュラムを推進しており、巡回指導やワークショップ開催による幼児教育向上支援のためにボランティアが要請された。
県事務所はタミル語圏のアッカライパットゥに位置するが、JVはシンハラ語圏のアンパラに配置され、アンパラ教育事務所を拠点に活動する予定。同教育事務所には数学教育や障害児・者支援のJVが派遣されている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

ボランティアは東部州幼児教育局アンパラ県事務所に配属され、同僚と協力して以下の活動を行う。
1.幼稚園を巡回し、担当地域の幼児教育の現状や子供を取り巻く状況を把握する。
2.選定したモデル幼稚園で幼児への直接指導を行いつつ、教諭への助言を行う。
3.ワークショップで基礎的保育技術に関する講習を行う。
4.他地域に派遣されている幼児教育隊員と連携して教材作成や講習会を行う。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

幼稚園施設、幼児用遊具(屋内外)、玩具

4)配属先同僚及び活動対象者

同僚:
幼児教育局(本部) 局長 50代男性
アンパラ県事務所 所長 タミル語圏/シンハラ語圏 各1名、事務職員3名
フィールドオフィサー タミル語圏 30代男性4名・シンハラ語圏 30代女性1名
活動対象者:
(シンハラ語地域) 幼稚園 303園、教諭 女性 612名、園児 6,397名

5)活動使用言語

シンハラ語

6)生活使用言語

シンハラ語

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(幼稚園教諭)
    (保育士(幼児クラス経験有))

[性別]:(女性) 備考:現地の慣習による

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)3年以上 備考:教諭への助言も含まれるため

任地での乗物利用の必要性

自転車

【地域概況】

[気候]:(サバナ気候) 気温:(23~36℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

本部バッティカロア(タミル語圏)配属の隊員と協力して、任地のタミル語地域(幼稚園 465園、教諭 1,600名、園児 15,735名) での支援も期待されている。