【配属機関概要】

3）任地（ バヌアレブ島サブサブ町 ） JICA事務所の所在地（ スバ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機+ﾊﾞｽ で 約 2.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先は1996年に設立されたカトリック系全寮制職業訓練校であり、学生の年齢は16歳から22歳である。木工科、建築科、自動車整備科からなり、全学生数は約100名である。配属部署である自動車整備科では2023年現在、64名の学生が学んでいる。厳格な規律で運営されている学校であり、時間、規則、学生の生活態度はフィジー国内の他の学校と比較すると厳しく管理されており、非常に評価の高い職業訓練学校である。学生の多くは中学校中退者であり、貧困層から抜け出すために本校で手に職をつけることを目的としている。年間予算は2,700万円。

【要請概要】

1）要請理由・背景

本校には2008年から2015年までに3名の自動車整備隊員が派遣されており、配属先に対して十分な技術移転ができたため、隊員派遣による協力は一旦完了した。しかし近年ではハイブリッド車の輸入が増えており、以前とは異なる自動車整備技術が求められるようになった。本校はハイブリット車に対して日本の正しい整備技術の移転を求めており、JICA海外協力隊の要請に至った。自動車整備を通してKAIZENや整理整頓の意識付けも求められている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

配属先教員と協働して、学生に対して以下の活動を行う。
1.自動車整備の実習を補助する。
2.KAIZENや整理整頓の意識付けを行う。
3.自動車整備機器のメンテナンスを支援する。
4.教科書や整備マニュアルの作成に助言を行う。
5.上記の活動を通じて、配属先職員のスキル向上を図る。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

自動車整備に関わる基本的な工具、プレス機、アライメントテスター、ボーリングマシン、旋盤、実習用ハイブリッド車

4）配属先同僚及び活動対象者

<配属先同僚>
自動車整備科教員 2名(30代男性)

<活動対象者>
自動車整備科学生 64名(22歳以下)

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】