2020年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL10920A06)
募集終了

国名
キリバス
職種コード 職種
G157 日本語教育
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
交替
5代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2020/2 ・2021/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

雇用・人材開発省

2)配属機関名(日本語)

船員養成校

3)任地( 南タラワ・ベシオ地区 ) JICA事務所の所在地( バイリキ地区 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 0.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

船員養成校は主に商船の乗組員を養成するためにキリバス政府が1967年に創立した職業訓練機関である。政府の方針により、2015年から漁船の乗組員の養成機関であった漁船員養成校が本配属先に統合された。統合後の配属先の年間予算は約2億円、総スタッフ数は75名、年間の平均訓練生数は約160名。船員養成コース(期間約1年半)、漁船員養成コース(期間約半年間)の他、船員の昇進研修などの短期研修も年間20コース以上実施されている。ニュージーランドからの支援により施設・機材整備やボランティア派遣が行われている。また、現在、日本語教育隊員が活動中である。

【要請概要】

1)要請理由・背景

キリバスでは外国船での就労は主要な就職先であり、また重要な外貨獲得手段となっている。日本のカツオ・マグロ漁船では現在も約380名ほどの船員養成校卒業生が雇用されており、年間20名程度の新規人材が採用されるのが通例となっている。このため、漁船員養成コースにおいては日本語の基本的な運用能力の習得が必須となっており、訓練期間中を通じて継続的に日本語の授業が行われている。就職後は漁船という環境の中で日本人と寝食を共にしながら働くため、JICA海外協力隊には、実用的な日本語の習得に加え、日本人の生活習慣、日本文化などに関する基本的な理解を得るための協力が求められている。また、キリバス人日本語教師2名の教授能力向上や教材の開発等も期待されている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

1.同僚教師2名とともに約40名の訓練生に対して、日本語の授業の実施する(週12時間程度)。
2.キリバス人日本語教師に対して、日本語指導法についての助言を行う。
3.日本人の生活習慣や日本文化に関する基本的な理解を得るための協力を行う。
4.新たな日本語教材の開発を支援する。
5.日本の学校とのスカイプ通信等、二国間の交流活動を促進する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

日本語教材(使用中の主なテキスト「みんなの日本語初級Ⅰ第2版」、「SHINNIHONGONO KISO 1996年度」、CD/DVD)、PC、プリンター、プロジェクターなど。

4)配属先同僚及び活動対象者

・日本語教師2名
(40代、男性、教師経験10~15年、JLPT N3レベル、1名は国際交流基金の訪日研修参加経験あり)
・漁船員養成コース訓練生
(約40名、男性、18~30代、日本語は全員初心者)

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

その他

7)選考指定言語

英語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(日本語教育に関する資格)

[性別]:(男性) 備考:訓練生の大半が男性であるため

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)2年以上 備考:同僚教師への指導を行うため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(25~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

住居は他の同性隊員又は他国ボランティアと同居になる可能性がある。生活使用言語は現地語(キリバス語)を使用することになり、赴任後の現地語学訓練にて学習する。