2020年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL11220A02)
募集終了

国名
マーシャル
職種コード 職種
H114 理学療法士
年齢制限
活動形態
個別
区分
交替
4代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2020/3 ・2021/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

保健福祉省

2)配属機関名(日本語)

マジュロ病院 健康管理サービス局

3)任地( マジュロ環礁デラップ地区 ) JICA事務所の所在地( マジュロ デラップ )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は、国内に2つある国立病院の1つで国内最大の総合病院である。院内に保健福祉省を併設しており、パブリックヘルス部門やプライマリーヘルス部門、ヘルスプロモーション部門なども設置されている。1日あたり外来患者約75名、入院患者約60名程度。病床約100床、医師約20名、看護師約95名、3交代制で24時間365日勤務している。内科・整形外科・眼科・産婦人科・小児科・歯科等から成る。台湾や米軍、キリスト教系医療団が来訪し診療することもある。過去に日本政府の無償資金協力により一部建物や機材が供与されている。また2019年に米国の支援により外科病棟が新設された。

【要請概要】

1)要請理由・背景

リハビリ室は、脳卒中、下肢切断・足病変、整形外科、呼吸・心疾患、小児疾患など多岐にわたる疾患へ対応をしている。当国では、若年層から糖尿病が蔓延しており、下肢切断・潰瘍患者、その予備軍へのフットケア・創傷ケアが重要である。主な業務は外国人スタッフにより運営されており、療法士養成課程のない当地では、慢性的な人材不足であるため、提供できるサービスの質も低迷を抜け出せていない。この状況は当面継続すると推測されるが、現地人材育成は必須である。前任者は、日々の患者へのリハビリを行いながら同僚に基礎的な療法を指導したり、院外巡回するNCDs対策チームに参加し訪問リハビリを取り入れたりしている。活動が高く評価されており、引き続きの支援が求められ後任要請に至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

リハビリ室に配属され、以下の業務を行う。
1. 主に糖尿病患者へのリハビリ実施。
2. 上記リハビリ業務を通して、現地人看護師へ基礎的なリハビリを指導する。
3. 勉強会等を開催し、院内スタッフのリハビリに対する基礎知識、技術の向上を図る。
4. NCDs対策チームの訪問検査に参加しリハビリを実施、生活習慣病予防啓発活動に協力する。
※NCDs(Non-Communicable Diseases) =非感染症疾患

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

平行棒、超音波器、電気刺激器、モイストホットパック、エルゴメーター、アームエルゴメーター、肩関節輪転運動器、トリートメントベッド4台、指訓練用器具等

4)配属先同僚及び活動対象者

リハ室長(フィリピン人男性/PT/経験24年)
同僚1(フィリピン人女性/PT/経験10年)
同僚2(現地男性/看護師/リハ経験14年/NCDs啓発も担当)
同僚3(現地女性/看護師/リハ経験5年)
活動対象者:成人9割、小児1割 主な疾患:脳卒中、下肢切断、整形外科疾患、呼吸・心疾患

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

その他

7)選考指定言語

言語問わず(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(理学療法士)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(専門学校卒) 備考:配属先からの要望

[経験]:(実務経験)2年以上 備考:配属先からの要望

[参考情報]:

 ・脳卒中、下肢切断患者対応経験

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~30℃位)

[通信]:(電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

同僚は英会話可能であるが、患者とのコミュニケーションにはマーシャル語が必要なことも多い。
リハビリ室には全疾患患者が来るが、隊員に小児疾患対応は求められない。