要請番号(JL12420A06)
募集終了
・2020/2 ・2020/3 ・2021/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国家スポーツ省
2)配属機関名(日本語)
パプアニューギニア柔道連盟(ゴロカ国立スポーツ研修所)
NGO
3)任地( 東ハイランド州ゴロカ ) JICA事務所の所在地( ポートモレスビー )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、2012年に柔道普及活動を目的として設立されたNGOである。東ハイランド州ゴロカ市と首都ポートモレスビーを拠点として、地方都市の体育施設を借り、柔道選手の養成及び普及活動を実施している。同連盟は2015年に「Sports for Tomorrow」プログラムの下、全日本柔道連盟から中古の柔道着供与及び柔道専門家招聘を受けた実績がある。また、在PNG日本大使館が2015年と2016年に主催した文化イベント(Japan Day)において、柔道デモンストレーションを実施するなど大使館主催の文化事業にも積極的に協力している。国際柔道連盟他、団体からの支援による年間予算は約320万円。
【要請概要】
1)要請理由・背景
当国における柔道は政府及び民間スポーツ団体等の資金不足から、十分に普及していない。柔道に常時携わる人口は、当国唯一の柔道普及組織として活動する柔道連盟下の柔道クラブ等の会員約600人にとどまっている。また、教育科目として恒常的に柔道を取り入れている教育機関もない。加えて、同連盟は大洋州柔道連盟(OJU)や国際柔道連盟からの支援を受けているが、いずれも長期に亘る継続的な財政及び人材支援は受けておらず、今般、柔道選手育成と併せて組織運営への助言も期待され協力隊員の派遣要請に至っている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先の同僚と相談し、次のような協力活動を行う。
1. 配属先の他、ゴロカ大学や学校での指導対象となる選手レベル、それら施設、環境の調査
2. 現役選手 (初心者から代表レベル)、指導者、審判に対する指導の他、運営スタッフの育成
3. 配属先並びにゴロカ大学における柔道の指導カリキュラムの開発
4. 柔道を通じた当国と日本との交流事業への協力
5. 2024年パリ五輪・パラリンピック参加に向けた選手育成と人選
その他、首都ポートモレスビー地域における同様の活動も可能な範囲で協力する事が予定されています。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
柔道場①国立スポーツ研修所 : 国際柔道連盟標準たたみ (118枚)、 国際柔道連盟寄贈の柔道着 (数着)
柔道場②ゴロカ大学 : たたみ 32枚、柔道着 (数着 )
4)配属先同僚及び活動対象者
【配属先同僚】
・局長(女性、ゴロカ在住)
・地域コーチ (男性、有段者、ゴロカ在住)
・柔道連盟会長 (男性、三段、ポートモレスビー在住)
【活動対象者】
・選手 100名前後 (ゴロカ)
・コーチ 1名 (ゴロカ) ・審判 1名 (ゴロカ)
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(柔道三段)
[性別]:(男性) 備考:治安上の理由
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(指導経験)5年以上 備考:幅広い指導対象者のため
[参考情報]:
・全柔連A又はBライセンス審判員取得者
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(15~25℃位)
[通信]:(インターネット可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
配属先の同研修所は、アスリートの心肺機能を高める適地として標高約1,600メートルに位置する東ハイランド州ゴロカ市に1979年に建設された。生活使用言語は、ピジン語。