【配属機関概要】

3）任地（ 西ニューブリテン州キンべ ） JICA事務所の所在地（ ポートモレスビー ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機 で 約 1.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

西ニューブリテン島の州都キンベに位置し、内科、外科、小児科、産婦人科、歯科、臨床検査室、理学療法科、感染症対策科などがあり、入院施設(約185床)も備えた西ニューブリテン州最大の総合州立病院である。同州政府保健局の管轄下にあり、1950年に州都であるキンべに設立以来、州内住民に対する医療サービス提供の拠点として機能している。当病院には、これまで臨床検査技師、薬剤師、理学療法士などの隊員を派遣した実績がある。2020年2月現在、臨床検査技師隊員、理学療法士隊員が活動中であり、同敷地内保健局には感染症・エイズ対策隊員が2020年末に派遣予定である。

【要請概要】

1）要請理由・背景

当病院の理学療法科には理学療法有資格者2名、助手1名、合計3名が在籍している。パプアニューギニアは理学療法の歴史が浅いため、歴代の理学療法士隊員が理学療法自体の認知度の向上、及び配属先の同僚に対する技術指導に取り組んできた。その成果もあり病院の医療水準は向上した。しかし、未だ病院に訪問できず十分な医療サービスを受けられない患者が多数いる。また、定期的な訪問リハビリの実施も計画されているが、同国では人材不足が深刻であり定期的な実施が困難であるため、引き続き隊員の要請に至った。また、理学療法自体に対する地域住民の認知度も低いため、隊員の活動による関係者への理学療法の理解促進に対する期待も大きい。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1. 外来患者、入院患者及び院外患者に対する理学療法の実施支援
2. 同僚への技術的助言を通した同僚の能力向上支援
3. 同僚に対するリハビリ器材の活用方法の指導
4. 訪問リハビリにおいての環境調整指導
5. 病院職員や地域住民に対する理学療法知識向上の支援

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

平行棒、車椅子、エクササイズボール、松葉杖、ベッド、作業机、椅子、PC1台、歩行器、膝装具等

4）配属先同僚及び活動対象者

【配属先同僚】
理学療法士30代男性 2名、助手40代男性 1名

【活動対象者】
脳神経疾患、整形外科疾患、小児疾患(小児麻痺)などの患者全般

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

住居は他の隊員と同居となる可能性がある。
生活使用言語は、ピジン語である。