要請番号(JL13620A02)
募集終了
・2020/2 ・2020/3 ・2021/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健省
2)配属機関名(日本語)
公衆衛生局口腔保健課
3)任地( シェファ州エファテ島ポートビラ市 ) JICA事務所の所在地( ポートビラ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
保健省公衆衛生局にはリプロダクディブヘルス課、生活習慣病(NCD)課、顧みられない熱帯病(NTD)課、ハンセン病・結核課、健康促進課など多様な疾病に対する対策を立案し、予防啓発活動を実施する課が設けられている。2019年より新しく口腔保健課(眼科、耳鼻咽喉科を含む)が設けられ、スタッフ3名が配置されている。バヌアツでは学校の健康診断が徹底しておらず、また地域での健康教育も十分浸透していないため、歯科データの収集、分析、現状把握ができていないことから新設した同課で取り組んでいるところである。これまで公衆衛生局の様々な課で協力隊員が活動した実績がある。
【要請概要】
1)要請理由・背景
バヌアツでは2016年に隊員が推奨するまで学校での健康診断はほとんど実施されておらず、歯科検査も徹底していない。幼児や小学生は食後や寝る前に歯を磨いていなかったり、歯ブラシを持っていなかったりして、口腔内は脱灰や汚れの目立つ歯が見られる。また歯を喪失している成人も多い。そのため歯科保健の取り組みが重要であり、様々な国際機関や団体が支援をしているものの、歯ブラシを配布するのみに留まっていたり、一時的な啓発で終了したりして、戦略的な指導には至っていない。そのため、草の根レベルで現場の実情を調査し、データを収集しながら、将来的にバヌアツでの歯科保健をどう進めるべきかを提案していくことが望まれており、JICA海外協力隊の要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
バヌアツ人の口腔衛生のために、配属先スタッフと協力して以下の活動を行う。
1.学校の身体測定に合わせ、子どもの口腔状況を調査し、実態を把握する。
2.成人のための歯科衛生教育を行う。
3.正しいデータを収集し、分析をする支援を行う。
4.他の支援団体や国際機関と協力し、歯科衛生教育をバヌアツ各地に広める。
5.保健医療分野の協力隊と情報交換をしながら、バヌアツの国レベルで必要な取り組みを提案する。
6.可能であれば、データの記録方法を見直し、データベースの改善を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
執務室、プリンター、コピー機
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:全3名
・歯科医師-女性、40歳代
・歯科担当官-男性、30歳代
・歯科衛生士-女性、20歳代(カウンターパート)
活動対象者:
・学校の教員、生徒、保護者
・地域住民
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(歯科衛生士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(指導経験)2年以上 備考:子ども、成人への指導が必要
[参考情報]:
・地域保健の経験があるとなおよい。
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(18~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
歯科衛生士または保健師の資格を持っていること。