要請番号(JL13620A03)
募集終了
・2020/2 ・2020/3 ・2021/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健省
2)配属機関名(日本語)
ビラ中央病院(VCH)医療管理局
3)任地( シェファ州エファテ島ポートビラ市 ) JICA事務所の所在地( ポートビラ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
ビラ中央病院は国内で専門的治療が可能である唯一の病院として、また医師や看護師養成のための教育病院として位置づけられている。2019年度の年間予算は約1億2000万円。ベッド数150、看護スタッフ約100名、医師25名。内科、外科、小児科、産婦人科、耳鼻科、歯科等があり、医師の多くはドナー各国(オーストラリア等)から派遣され、医療機器も大半を外国からの援助に頼っている。日本で研修を受けた医療関係者が多数勤務している。2014年にJICAの無償資金協力により、新外来・検査棟が建設された。2019年10月現在、医療機器隊員が1名活動中である。
【要請概要】
1)要請理由・背景
バヌアツには栄養士がほとんどおらず、配属先では唯一の栄養士(看護師資格も持つ)が入院患者の食事(カロリー計算等)、地域住民への栄養指導などを業務として担っている。一方で国が掲げる社会問題として、生活習慣病(NCD)は深刻であるものの、栄養士不足のため、患者の食事指導や予防のための取り組みが十分できていないのが実情である。これまでJICA海外協力隊も様々な分野で関わっており、食事の質の重要性が少しずつ広まってきているものの、実践が伴っていない。そのため、配属先病院のNCDクリニック、保健省、WHOとも協力し、食事の面からNCD患者への食事指導をするとともに、予防のための食育を支援する栄養士が要請された。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
バヌアツ人のNCD患者のフォローと予防啓発のため、同僚とともに下記の活動を行う。
1.同僚の日常業務をサポートし、配属先病院のNCD外来患者に対する食生活改善の指導を行う。
2.現地の食材や食文化を考慮した入院患者用の病院食についての改善提案を行う。
3.外来・入院患者について、配属先病院のNCDクリニックと協力し、疾病データを収集・分析する。
4.コミュニティや学校における栄養指導ワークショップを提案・企画し、同僚とともに実施する。
5.保健医療分野の協力隊と情報交換をしながら、バヌアツの国レベルで必要な取り組みを提案する。
6.可能であれば、データベースの改善を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
パソコン、プリンター
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
・栄養士、女性、40歳代
活動対象者:
・配属先NCDクリニックの外来患者
・学校の教員・生徒・保護者
・コミュニティの成人
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(栄養士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:教員や市民への指導が必要なため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(18~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)