【配属機関概要】

3）任地（ シェファ州エファテ島ポートビラ市 ） JICA事務所の所在地（ ポートビラ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 徒歩 で 約 0.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

ビラ中央病院は国内のトップリファラル病院であり、内科、外科、小児科、産婦人科、耳鼻科、歯科等、専門的治療が可能である。ベッド数114床、医師16名、看護スタッフ約130名。日本で研修を受けた医療関係者も多数勤務している。月の入院患者は1,200人、1日の外来患者は約100人。医療機器は大半を外国からの援助に頼っている。年間予算は政府から約5億円、ドナーからの援助約8億円。2014年にJICAの無償資金協力により、新外来・検査棟が建設された。2020年3月まで2代目医療機器隊員1名が活動中。

【要請概要】

1）要請理由・背景

バヌアツでは日本の臨床工学技士のような資格制度はなく、電気や機械の分野で技術を習得してきたスタッフが医療機器メンテナンスに当たっている。医療従事者でも適切な使用方法について知識を持っている人が少ないため、メンテナンス不足や取扱いの悪さによる機器の故障が発生し、診療への影響や修理費用の増加が問題となっている。初代の隊員は院内の医療機器の清掃や部品消毒、消耗品等の管理や取扱い状況調査および整備を進めた。2代目隊員は看護師に向けての講習会、同僚向けの医療機器の安全テスト実施方法についての勉強会のほか、院内の医療機器を記録するデータベースを作成した。現地スタッフによる機器管理意識や管理データ活用の定着のため引き続き隊員の支援が必要である。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

隊員は医療機器の正しい使用が定着することを目標に同僚および配属先医療関係者に下記の活動を行う。
1. データベースの管理を同僚とともに行い、必要に応じて改訂する。
2.医療機器全般の保守管理を同僚とともに行う。
3.病院スタッフ(特に看護師)に適切な機器の使用方法に関するアドバイスや勉強会を行う。
4. 医療機器の安全テスト実施方法についての勉強会を実施する。
5. 病院内の医療機器を記録するデータを更新し、同僚が自ら管理やデータ活用できるよう支援する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

一般の医療機器(人工呼吸器、保育器、麻酔器、除細動器、心電図モニター、電気メス等)、その他病院設備

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
・カウンターパート:40代、男性、電気・機械のメンテナンス専門
・メンテンナンススタッフ計6名(上記カウンターパート含む。2名はJICA本邦研修員)
活動対象者:
・院内看護師、医療従事者

【資格条件等】

[参考情報]：

　・臨床工学技士

【地域概況】

【特記事項】