2020年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL16620A01)
募集終了

国名
パラオ
職種コード 職種
G157 日本語教育
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2020/2 ・2020/3 ・2021/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

教育省

2)配属機関名(日本語)

ミゼンティ高校

3)任地( コロール ) JICA事務所の所在地( コロール )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

パラオにある5校の高等学校の1つで、幼稚園と小学校を併設するカトリック系私立共学校。生徒は9~12年生まで約120名、日本の中学3年生から高校3年生に相当する。新年度は8月開始の4学期制であり、パラオでは高等学校までが義務教育となっている。同校では、2010年から10年生及び11年生の生徒を対象に第2外国語クラスとして日本語及び中国語を選択制で開講。日本語クラスは現在パラオ在住の日本人(2020年帰国予定)が担当しており、受講者数は中国語と凡そ半々である。パラオでは、高校卒業者の約半数が、グアム、ハワイ、米国本土、台湾、日本等の海外の大学へ進学している。

【要請概要】

1)要請理由・背景

パラオは親日国であり、日本統治の影響から約1,000の日本語が現在もパラオ語として使用されているなど日本語への馴染みは深く、日本語を話すことが出来る老人は多い。一方で、現在のパラオの教育機関では、同校の他に公立高校1校及び短期大学1校でそれぞれ選択科目として日本語が履修されているのみであり、日本語を話すことができる学生層はほとんどいない。そのため、文部科学省の国費留学についても、日本語能力が影響し合格者の枠を満たせていない。日本への留学者数を増やすという点からも、日本語教授法の専門知識を有する隊員派遣による日本語教育への期待は高い。加えて、歴史的な繋がりの深い日本への更なる理解、外国語教育を通じた異文化理解を目的として、本要請が挙げられた。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

1. 高等学校の第2外国語選択授業として、日本語授業を単独で担当する。
・10年生及び11年生各2クラスの計4クラス約30名(1クラス7~8名×2クラス×2学年)を対象とする。
・週平均15時間(各クラス週4時間程度/2クラス合同授業もある)程度の授業を担当する。
・10年生は全くの初心者からのスタートであり、2年間でひらがな及びカタカナ、日常会話を習得している。
・現在のカリキュラムでは2年間の日本語総学習時間は300時間程度となり、到達目標を設定し計画的な授業を行う。
・生徒が興味・関心を持って日本語を学ぶための工夫やアイデアが期待されている。
2. 日本語教育の支援に加え、日本文化紹介等を通した日本への理解や、外国語教育を通した異文化理解促進を行う。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

職員室デスク(職員室はインターネット環境あり)、プロジェクター、コピー機
テキスト『みんなの日本語初級Ⅰ』(スリーエーネットワーク)

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
校長(女性)、教員25名(日本語専攻者はいない)

活動対象者:
高等学校10年生及び11年生約30名
(日本語初級レベル)

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

英語

7)選考指定言語

英語(レベル:C)

【資格条件等】

[免許]:(日本語教育に関する資格)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)2年以上 備考:単独で授業を行うため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)

[通信]:(インターネット可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

隊員は、配属先がアレンジする家庭でホームステイをします。