【配属機関概要】

3）任地（ グァナカステ県ティララン市 ） JICA事務所の所在地（ ｻﾝﾎｾ県ﾓﾝﾃｽﾃﾞｵｶ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 車 で 約 5.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

ティララン市は同国北西部に位置する面積638.39K㎡、人口約2万人の小都市。アレナル火山を東側に臨み、同国最大の人口湖であるアレナル湖の7割をその領域に有している。一年を通した降雨量と風の強さから「雨と風の街」と呼ばれ、丘陵地を活かした酪農業と風力発電が盛んである。又、近年市役所は中小零細企業(カフェ・菓子製造業、アレナル湖を利用した観光業)支援にも力を入れている。同自治体は7地区に分かれ、2019年度予算は5億7千5百万円、職員数は83名。市役所HP(http://www.tilaran.go.cr/index.php)これまでJICA海外協力隊、技術協力プロジェクト等の活動実績はなし。

【要請概要】

1）要請理由・背景

同国では観光業が盛んであり、同市周辺にも温泉を利用したスパ・温泉施設で知られるラフォルトゥナ地域や、コーヒー産業・バードウォッチングが有名なモンテベルデ等の観光地が多く存在する。しかしながら同市は湖や丘陵地の風光明媚な景観等の特長を持ちつつも未だ知名度が低く、観光客の単なる通過点となっており、配属先は事業者数・就業率の低さから来る貧困問題や税収減に苦しんでいる。2016年に新市長が就任後、観光庁との連携や中小企業支援事業、アメリカとの姉妹都市提携等の積極的な取組を行ってきたものの、情報発信のノウハウが不足している。同市の観光資源を調査し、生産者や観光業従事者を取りまとめて戦略的な対外発信を行える人材が求められ、JICA海外協力隊員が要請された。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

市長を始めとする配属先職員や地域住民の協力を得ながら、
1.同市の観光資源の可能性に関する考察を行い、提案書を作成する。
2.上記1.に基づき、市役所の予算に合わせた観光戦略の提案とプライオリティ分析を行い、市へ提案する。
3.観光客誘致にかかる市政への提言、その他町おこし全般にかかるアドバイスを行う。
4.市観光ホームページ及びSNS(Facebook、インスタグラム等)の開発・維持を行う。
5.インターネットを利用したプロモーション、広告による対外発信戦略を提案する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

執務机、PC

4）配属先同僚及び活動対象者

(配属先上司) 市長 30代後半 男性
(カウンターパート) プロジェクト・コーディネーター 50代 男性

活動対象者:
同市の生産者、観光業従事者、市民etc.

【資格条件等】

[参考情報]：

　・DMO、観光行政機関における実務経験

　・観光業ウェブページ運用経験

【地域概況】

【特記事項】

住居はホームステイを想定。