要請番号(JL21520A08)
募集終了
・2020/2 ・2020/3 ・2021/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
経済企画省
2)配属機関名(日本語)
ティララン市役所
3)任地( グァナカステ県ティララン市 ) JICA事務所の所在地( サンホセ県モンテスデオカ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 5.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
ティララン市は同国北西部に位置する面積638.39K㎡、人口約2万人の小都市。アレナル火山を東側に臨み、同国最大の人口湖であるアレナル湖の7割をその領域に有している。一年を通した降雨量と風の強さから「雨と風の街」と呼ばれ、丘陵地を活かした酪農業と風力発電が盛んである。又、近年市役所は中小零細企業(カフェ・菓子製造業、アレナル湖を利用した観光業)支援にも力を入れている。同自治体は7地区に分かれ、2019年度予算は5億7千5百万円、職員数は83名。市役所HP(http://www.tilaran.go.cr/index.php)これまでJICA海外協力隊、技術協力プロジェクト等の活動実績はなし。
【要請概要】
1)要請理由・背景
同市は歴史的に災害が多く、1968年のアレナル山噴火、1973年の地震では23名の犠牲者が出た。また2016年と2017年に襲来した熱帯低気圧Nate及びハリケーンOttoでも地滑りや浸水被害が多数発生し、甚大な被害を被った。しかしながら、配属先には災害対策専門の職員は存在せず、副市長とインフラ担当者が同職を兼任している。2019年にはこれまでの災害発生箇所を記載したハザードマップ作成の他、毎年末の国家災害対策委員会への災害発生状況の報告、SNSグループを通して市民からの通報への対応等は常時行っている。しかし現状では予防への取組みは出来ておらず、住民の防災知識も不足している。市民への啓発活動及び防災知識の普及が求められ、JICA海外協力隊員が要請された。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.同市における過去の災害発生記録を分析し、市役所およびコミュニティの防災プラン策定の支援を行う。
2.上記1.に基づき、対象地区での講習会を通し市民の防災意識を高めると共にコミュニティ防災人材の育成に取り組む。
3.配属先に対して、防災フェア等のイベント企画・提案を行い、実施にかかる支援を行う。
4.同市ハザードマップ更新への協力を行う。
(可能であれば)
5.災害発生時に、安全が確保された後に現場視察・原因分析を行い、対策・再発防止に係る提案をインフラ部署に対して行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
執務机、PC
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:上司 副市長 女性 30代
カウンターパート インフラ担当・建築家 20代
活動対象者:
同市全7地区のうち、歴史的に災害被害の多いLibano,Quebrada Grande,Tronadora地区の住民2,915名
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:同僚と同程度の学歴
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:業務上必要
[参考情報]:
・災害事例研究や災害リスク分析の経験
・火山、地滑り、洪水の防災知識
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖湿潤気候) 気温:(15~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
住居はホームステイを想定。