【配属機関概要】

3）任地（ アスア県アスア市 ） JICA事務所の所在地（ サントドミンゴ特別区 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 2.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

アスア市は、人口約6万の地方都市。面積は416.3平方キロメートル。主な産業は商業。市役所の職員は696名。年間予算は約246万米ドル(2016年)。勤務時間は8時から14時半。事務業務の職員は14時半で帰宅するが、講習会、各種イベント等は午後でも実施されることがある。アスア市はJICAが協力する「ドミニカ共和国全国廃棄物管理制度・能力強化プロジェクト」(2014～2017)のモデル自治体として、同プロジェクトのカウンターパート機関であるMARENA(環境天然資源省)とともに統合的廃棄物管理計画(ISWM計画)を策定中。配属先の環境ユニットの代表者は2016年6月に日本で関連研修を受けている。

【要請概要】

1）要請理由・背景

配属先は、「ドミニカ共和国全国廃棄物管理制度・能力強化プロジェクト」のモデル自治体として、そのパイロットプロジェクトにおいて周辺自治体とともに自治体連合を形成し、新規広域処分場の計画を検討している。新規処分場を整備するまでの間の(概ね4年)既存処分場の有効活用、および新規処分場の効果的・効率的な活用のために、市は、市民に対しゴミ削減や環境意識の向上を働きかけている。
配属先職員は、環境改善にかかる技術的な知識や情報については同省からの講習等により得ることができるが、どのようにしたら環境改善について市民に興味を持ってもらえるか、市民を引き付けられるか、といった知識や方法、経験については、余り持ち合わせていない。そのため、啓発対象者に応じ普及・啓発方法を変える、ツールの紹介など、それらのノウハウの習得が当該プロジェクトの定着につながることから、本要請となった。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

市がすすめる「固形廃棄物総合管理」事業(MIRS:Manejo Integral de Residuos Solidos)の定着促進のために、同僚とともに以下の環境改善啓発活動を行う。(対象は市民及び市内の企業や商店等を含む)
1.ラジオなどのメディアを利用し、市民、及び市民リーダーに対し、環境教育を実施
2.学生や教員に対し、環境教育を実施
3.廃棄物管理の優秀者を表彰するなど、分別促進や管理促進のためのアイデア出しと企画、実施
4.NGOとの連携促進
5.環境教育に必要な教材の作成

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

机、椅子、PC(共有)

4）配属先同僚及び活動対象者

同僚:環境ユニット代表-40代・男性・農学士・同職1年目、および環境ユニットメンバー(代表の他に)-監督者7名、作業員10名、検査官1名、秘書1名。
作業員は、ゴミの回収の他に、市が管理する街路樹の伐採や公園のペンキ塗り、市道のライン引きなどを行っている。
活動対象者:児童、学生、市民全般。

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

電気・水道・インターネット・電話などインフラサービスは一応あるが常時安定しているわけではない。