【配属機関概要】

3）任地（ トトニカパン県トトニカパン市 ） JICA事務所の所在地（ グアテマラシティ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 4.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先は保健省の出先機関としてトトニカパン県内の17市町村を管轄し、保健省が定めた18の最重点課題に沿って計画策定とその実施を担っている。また、同保健事務所は9か所(内1か所は母子保健診療含む)の24時間診療保健センターと27か所の保健ポストを管轄する、2名の栄養士の青年海外協力隊員の派遣実積(2012年9月～2016年12月)がある他、USAID(米国国際開発庁)から食品補助食の提供とプライマリーケアの研修会に係る費用の援助を受けている。年間の予算は、約460万米ドル。

【要請概要】

1）要請理由・背景

配属先の栄養部では、県内の食の安全プログラムの実現のため、様々な取り組みを実施している。1代目隊員が関係者とともに作成した健康レシピ本を利用し(その後任者も継続して)同部関係者と連携を取りながら、学校･村落地域の女性グループ等に食育を通した疾病予防や健康促進の啓発活動をしてきた。今年の同県における慢性栄養失調率は前年の82.2%から70%へと減少している。そうした実績を踏まえ、県内の食の安全を目指す栄養部では、職員の意識向上と県民の栄養状況改善への支援として、引き続き3代目の隊員の要請が挙げられた。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

配属先や保健センター･学校関係スタッフと一緒に
1.疾病予防を目指した食生活と栄養に関する知識について適宜指導する。
2.配属先関係者や地域住民に対して健康促進の各種情報を提供する。
3.糖尿病･高血圧など成人病患者向けの研修会の企画･運営･実施を手伝う。
4.配属先の援助優先地域のコミュニティ･学校･保健ポスト等で、料理教室を通して栄養改善について提案する。
5.前任者が作成した健康レシピ本を活用し健康指導･改善を目指す。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

机、いす、事務用品一式。

4）配属先同僚及び活動対象者

栄養士9名 内、8名女性、1名男性(20代～30代)大卒。
栄養士補助 1名 女性20代 専門学校卒。
巡回地域は98%が先住民で、対象者は貧困層、極貧困層に属する女性。

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

援助対象となる貧困層･極貧困層の居住地域は徒歩で1時間、山中を入ったようなところにあり、強靭な体力が求められている。