【配属機関概要】

3）任地（ レンピーラ県グラシアス市 ） JICA事務所の所在地（ テグシガルパ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 7.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

レンピーラ県保健事務所はレンピーラ県内(人口約35万人)の医療施設を管轄する県の保健行政機関である。県内には公立病院1か所、第一次医療施設に当たる保健所106か所、及び母子クリニックと呼ばれる普通分娩施設が7か所あり、ボランティアが所属する管理支援課では、保健所及び母子クリニックの監督・指導を担っている。同県は2013年4月から実施されているJICA技術協力プロジェクト「『国家保健モデル』に基づくプライマリーヘルスケア体制強化プロジェクト」の対象地域であり、プライマリーヘルスケアの導入を進めている。現在、助産師隊員1名が活動中である。

【要請概要】

1）要請理由・背景

レンピーラ県は先住民居住率及び貧困率が他県に比べて高く、特に村落部では医療アクセスの悪さや若年妊娠が多いことなどから妊産婦・乳幼児の死亡リスクが高く、母子保健の強化が課題となっている。2013年度より開始された上記のJICA技術協力プロジェクトでは、この課題を解決するため、治療重視の保健医療システムから予防・プロモーションにも重点を置いた包括的な取り組みを目指し、プライマリーヘルスケア実践に必要なガイドライン、マニュアル作りや、関係者への研修を実施している。配属先は、県内医療関係者への指導を担う立場にあるものの、これまで治療中心の管理体制であったため、予防に重点を置いた啓発活動の手法や知識が十分ではなく、ボランティアが要請された。ボランティアには、プロジェクトで導入されるマニュアルや研修内容を管轄する市保健所に普及していくための支援等、プロジェクトと連携した活動も期待されている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1.配属先が企画する県内の医療従事者を対象にした研修会の教材作りや実施を支援する。
2.市内の医療施設において、妊婦を対象にした健康教育・啓発活動を実施する。
3.市内の教育機関等において、思春期妊娠対策のための講習会を企画・実施する。
4.地域保健チーム活動の支援をする。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

事務机、パソコン(共有)、プリンター、プロジェクター

4）配属先同僚及び活動対象者

保健所長(医師、男性)
所属課同僚:医師2名、大卒看護師2名、秘書1名(全員女性、20～40代)

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】