【配属機関概要】

3）任地（ チョンタレス県フイガルパ市 ） JICA事務所の所在地（ マナグア ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 3.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

保健省が実施する保健・医療サービスを県レベルで統括する機関で、県内10市の保健センターや保健ポスト(一次医療機関)を統括・提供管理し、住民の健康管理、予防啓発活動、医療サービスの無料提供、感染症等の監視、またこれらの実施体制を強化するための各地域の人材育成等を行っている。年間予算は約600万米ドル。通常の勤務時間は8:00～17:00。現在初代助産師隊員(平成27年度2次隊)が活動中(～2017年9月)。また同配属先において、2015年7月からJICA技術協力プロジェクト「チョンタレス保健管区及びセラヤセントラル保健管区における母と子どもの健康プロジェクト(SAMANI)」が実施されている。

【要請概要】

1）要請理由・背景

配属先は、県内約20万人の住民を対象に保健・医療サービスとして医療や看護の提供、地域医療の推進を行っているほか、子供と20才未満の女性の権利とケアを目的とするプロジェクト(通称AIMNA)も実施している。配属先では、農村地域での医療サービスの強化とともに同地域での妊産婦死亡率の減少を目指しており、地域医療にかける母子保健サービスの強化が求められている。これまで初代助産師隊員は、カウンターパート(C/P)と共に農村地区の保健センターや『Casa Materna(お産を待つ家)』にて、伝統的産婆のための教室、母子保健講習会(妊娠と出産、育児教室、若年妊娠の防止、家族計画等)及び教材作成等の活動を行ってきており、本活動のさらなる定着のためには、今後も引き続き支援していく必要があることから本要請に至った。本JVは、上記プロジェクトとの連携や本グループ型助産師隊員との連携も期待されている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1. 保健ポストの看護師や地域保健担当者に対する補助、助言
2. 上記担当者や伝統的産婆及び地域保健ボランティアに対する母子保健(妊娠から出産までの留意点、定期的な健康状況確認、乳児の扱い方等)をテーマとした講習会の実施(月1回程度)
3. プロジェクトやグループ型派遣の隊員と連携し、保健センター及び保健ポストの巡回による、母子保健に関する活動状況のモニタリングの実施
4. 地域の青少年を対象とした若年妊娠や性感染症の予防のため思春期リプロダクティブヘルスに関する講習会の実施(月1回程度)

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

保健省作成各種マニュアル(乳児・妊産婦、出産計画他)、基本的事務用品(机,椅子等)、講習会用備品(模造紙、マジック他)

4）配属先同僚及び活動対象者

・所長: 医師(40代男性)
・C/P①:青少年担当(20代女性、経験1年)
・C/P②:AIMNA担当(20代女性、経験1年)
・C/P③:地域保健担当(50代女性、経験29年)
・同僚:看護師6名、地域保健ボランティア約400名、伝統的産婆171名
・職員:97名(男性38名、女性59名)

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

複数の医療関係者との活動の他、グループ型派遣として技プロ専門家や他のボランティアとの連携が想定されるため、協調性が求められる。