要請番号(JL30620A32)
募集終了
・2020/2 ・2020/3 ・2021/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
農村開発・土地省
2)配属機関名(日本語)
ティキーナ水産センター
3)任地( ラパス県ティキーナ市 ) JICA事務所の所在地( ラパス県ラパス市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 3.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
アルティプラーノ(高原台地)北部、チチカカ湖周辺地域の農漁民はきわめて貧困かつ零細であり、栄養摂取レベルは南米で最も低く、その改善が同国の重要な課題となっている。日本の無償資金協力により、1988 年3 月にチチカカ湖畔にティキーナ水産センターが開設された。同センターは研究部門、飼料部門、養殖部門、加工部門からなり、研修会を開催し教育の場をもつなどして現地の生産者に貢献している。主な取扱種はニジマスである。経済的な理由による人員削減から、センターが機能を一時停止したが、現在は国立サンアンドレス大学の実習先指定や研究協力により、再稼働している。
【要請概要】
1)要請理由・背景
同センターではニジマスの養殖を行っているが、ボリビア国内の市場では他国のニジマスの出荷が多い。各部門を強化し、国産ニジマスの消費率を上げること、また良質な鱒の養殖方法を生産者に伝えることにより、収入の向上を目指すことを目的として、本要請に至った。研究部門では栄養・水質・品種改良などの研究を行っているが、適正な機材の使用がなされているとは言い難く、研究の質向上が課題である。また、 飼料製造部門において飼料の調合も行っており、他国からの輸入を多く占めている現状の中、安く栄養価の高い飼料の調合を模索し、完成すれば国内での販売を検討している。プロテインや着色料の配分が課題である。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先スタッフと協力し、1,2,3のうち、自身の専門に関するものを行い、4,5についても活動を行う。
1. 飼料部門において、飼料調合の品質向上及び、製品販売についての助言
2. 養殖部門においての生産性向上のための助言
3. 研究部門において、生殖および品種改良についての助言
4. 5Sや安全管理についての提案
5. チチカカ湖周辺の集落に対し、環境保全の活動を行う
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
執務室、実験機材(分光光度計 日立U-2000、乾燥炉Yamato、超純水製造装置NANO PureⅡSYBRON 等)
4)配属先同僚及び活動対象者
所長 1名 50代 男性
職員 9名 30代-50代 男性
大学実習生 15名程度(時期によって変動あり)
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)又はスペイン語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:専門的な助言を求められるため
[参考情報]:
・飼料調合の知識や経験があると望ましい
・ニジマスの養殖や繁殖経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(亜寒帯冬季少雨気候) 気温:(-8~25℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
ニジマスの病気の予防・管理の経験があればなお良い。配属先は標高4000mに位置する。
住居はセンター敷地内の宿泊施設の一室でキッチン、シャワートイレは共有。