【配属機関概要】

3）任地（ ポトシ県ポトシ市 ） JICA事務所の所在地（ ラパス市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機 で 約 1.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

・要請元は、1942年に設立された三次医療機関(公立病院ではポトシ県唯一の3次医療機関)。
・診療科目は、内科、産婦人科、小児科、外科、神経外科等の他、ラボ、血液バンク、リハビリセンターが併設されており、医療職員(医師67名、看護師90名)と管理・運営部の職員をあわせ、約450名が在籍している。ベッド数は約180床で、年間予算は約360万ドル。
・看護師の青年海外協力隊(JV)がICU病棟で活動中(2021年4月任期終了)。

【要請概要】

1）要請理由・背景

ポトシ県は、他県に比べ妊産婦・乳幼児死亡率が顕著に高く、医療レベルも概して低い。配属先は3次医療機関だが、医療設備や人的リソースの不足により、十分な医療が提供されていない状況である。同病院の医療機器メンテナンスについては、機材メンテナンス課技術者が故障した医療機器の修繕を行っている。同課職員は医療機器に関する専門的な知識を持たず対応しており、更に医療従事者が適切に医療機器を使用していないことが原因で、機材の故障や不具合が絶えない。医療機器購入時には看護師のみに機器使用説明がなされ、同課に医療機器の使用やメンテナンスに係る知識、経験、技術が蓄積しにくい状況にある。医療機器職種隊員と共に応急処置を予防に向けたいとの希望し、本要請に至った。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

機材メンテナンス課職員と共に、以下の活動を行う。
1.現機材のチェックリスト作成及び状態確認
2.1.に基づいた機材管理リストの作成
3.各機材の使用マニュアル整備、及び簡易利用者メンテナンス手順書の作成
4.メンテナンス計画(工程表)の作成
5.各機材の使用及びメンテナンス研修(メンテナンス課職員を対象)
6.各機材の使用及びメンテナンス研修(看護師等の医療従事者を対象)

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

同病院の所有する医療機材(顕微鏡、ミクロトーム、インキュベーター、培養器、麻酔器、腹腔鏡、除細動器、モニター等)

4）配属先同僚及び活動対象者

カウンターパート1:医療機材メンテナンス課課長
カウンターパート2:同課技術者2名(正規職員、機材メンテナンス技師:同病院勤務年数12年、18年)
その他:同課職員2名(正規職員、勤務年数18年、10年)及び6名(シフト制の職員)

【資格条件等】

[参考情報]：

　・電気主任技術者所持者が望ましい

　・機械保全技能士所持者が望ましい

【地域概況】

【特記事項】

標高4000mでの活動となる。