要請番号(JL31517B08)
募集終了
・2018/1 ・2018/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国立職業訓練庁
2)配属機関名(日本語)
国立職業訓練庁アトランティコ地域局産業・航空センター
3)任地( アトランティコ県バランキージャ市 ) JICA事務所の所在地( ボゴタ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
主に経済的に恵まれない家庭の子弟を対象とし、様々な分野の技術者育成を目的に設立された独立性を持つ機関。1957年にILO(国際労働機関)、コロンビア労働組合、カトリック教会が主体となり設立され、日本の国立高等専門学校に類似した教育機関。全国32県とボゴタ首都区に地域局を持ち、117のセンターで長期・短期の職業訓練コースを無償で提供している。年間約70万人の技術資格者を育成し、短期のコース受講者は300万人以上に及ぶ。ボランティアは、ボジャカ地域局が統括する4つの訓練センターのうち、産業・航空センターに配属となる。年間予算は約6億3千万円。
【要請概要】
1)要請理由・背景
産業・航空センターには、グラフィックデザインコース、自動車整備コース、木工・家具コース、靴・皮革加工コース、服飾コース、航空コース等があるが、ボランティアは建築コースの教官および訓練生と共に活動を実施する。建築コースでは、測量、建築物設計、内装設計などの授業があるが、建築物設計に関しては、ホテル、学校、戸建て住宅などの目的毎に設計を指導しているものの、地域の特徴を考慮した設計の指導にはなっていない。たとえば、商業地域のアパート設計、住宅地域のホテル設計、海岸沿いの住宅設計、田園地域の学校設計等々。このため、配属先では都市における様々な地域性を盛り込んだ設計指導ができることを望んでいるが、都地域特性を建築に反映する指導ができる教官がいないことから、本要請があげられた。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
協力活動の目的は、各教官が地域特性を考慮した建築設計の指導ができるようになることであるため、以下のような活動を通じて教官の地域特性と建築に関する理解の深化を支援する。
1.建築コース教官に対し、地域特性と建築物の関係に関する講義を企画、実施する。
2.訓練生に課す建物設計課題の中に、どのような地域特性を盛り込ませるかのアイデアを提供する。
3.訓練生が作成した建物設計成果に対し、地域性の盛り込み状況にうちて評価する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
AUTOCAD、プロッター、PC、測量機器等、建築設計に必要な機材は揃っている。
4)配属先同僚及び活動対象者
40歳代の建築士教官の他、建築コースの全教官(殆どが建築及び土木専攻の学士)。
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:指導的立場にあるため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(20~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
コロンビア着任後の現地語学訓練は、約1か月間、首都ボゴタ(標高2,600m)で実施します。