【配属機関概要】

3）任地（ キンディオ県アルメニア市 ） JICA事務所の所在地（ ボゴタ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機+車 で 約 1.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

主に経済的に恵まれない家庭の子弟を対象とし、様々な分野の技術者育成を目的に設立された独立性を持つ機関。1957年にILO(国際労働機関)、コロンビア労働組合、カトリック教会が主体となり設立され、日本の国立高等専門学校に類似した教育機関。全国32県とボゴタ首都区に地域局を持ち、117のセンターで長期・短期の職業訓練コースを無償で提供している。年間約70万人の技術資格者を育成し、短期のコース受講者は300万人以上に及ぶ。ボランティアは、キンディオ地域局が統括する3つの訓練センターのうち、商業・観光センターに配属となる。年間予算は約4億2千万円。

【要請概要】

1）要請理由・背景

コロンビアコーヒーの産地であるキンディオ県は温暖な気候に加え、お祭りやコーヒー公園、農園ホテルなどが特徴となっており、コロンビア国内でも有数の観光地であり、年々観光客の数が増えていると言われている。このため、県庁所在地のアルメニア市をはじめ、県内各地の観光インフラの整備が少しづつではあるが進んできている。観光産業人材を育成している配属先は、物理的な観光インフラ整備の他、ソフトインフラ整備、特に「食」について,観光客の多様な需要に対応するためには、地元料理、イタリア料理、ハンバーガーといったありきたりの料理ばかりではなく、固定観念にとらわれないレシピの開発が重要と認識している。そこで、創作料理のアイデアを提供できる人材の要望があった。任地では各種肉類の他、食用バナナや一般的野菜が入手できる。
参考までに、首都では各各種調味料の他、カリフォルニア米や冷凍納豆、刺身ようのサーモンなどが入手可能。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

メインディッシュ、デザート等について以下のような活動が期待されている。
1.地元食材を活用し、健康志向、栄養バランス等、様々なコンセプトを意識した創作レシピを提案する。
2.地元食材を活用し、日本料理をイメージしたレシピを提案する。
3.配属先で指導されているメニューの改善のためのアドバイスをする。
4.県内レストランやホテルの料理人対象に上記1.および2.のレシピの講習会実施を支援する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

一般的な調理実習設備は整っているが、和食やアジア料理のための調理器具や調味料は殆ど揃っていない。

4）配属先同僚及び活動対象者

同僚は年齢20-40歳代の8名の教官(料理人)となる。
訓練生は1クラス30名で、年齢は日本の高校生に相当。全8クラスある。

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

コロンビア着任後の現地語学訓練は、約1か月間、首都ボゴタ(標高2,600m)で実施します。