2018年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL31518A01)
募集終了

国名
コロンビア
職種コード 職種
H113 作業療法士
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2018/4 ・2019/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

保健社会保障省

2)配属機関名(日本語)

パブロ・トボン・ウリベ病院
NGO

3)任地( アンティオキア県メデジン市 ) JICA事務所の所在地( ボゴタ市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+車 で 約 2.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は、1970年設立の利益を目的としない財団が運営する総合病院で、その運営資金の大部分は協賛企業や個人の寄付で賄っている。患者の受入は、同院の位置する地域や近隣各県だけでなく全国各地からも行っており、すべての国民に対し質の高い医療サービスへのアクセスを保障するため、診療報酬も最低限度額に留めている。診療科目は、外科、麻酔科、一般内科、消化器内科、神経内科、リハビリ科(理学療法、作業療法)、レントゲン科、救急外来、臓器移植科などがある。ベッド数約500床、2016年度には約1万7千人が入院、職員数約2600人、年間予算約1.4億米ドル。

【要請概要】

1)要請理由・背景

同院には、理学療法士は18名所属、対応患者数は約4000人/月であるが、作業療法士は2名しか所属しておらず、対応患者数も約300名/月と少ない。作業療法の需要も理学療法同様に高いが、対応できる作業療法士の育成のための専門学校が任地にないだけでなく、全国的にも理学療法に比べると非常に少ないため、作業療法士確保が困難な状況が続いている。そのため、患者の必要性に十分答えることができないことが配属先の悩みの種となっている。また、配属先病院を受診する患者の中には、過去のゲリラ活動による被害者も多く、外科的治療後のリハビリ段階での作業療法の役割が、その後の社会復帰を考える上で重要になっている。従って、作業療法部門の充実のために、技術面での示唆だけでなく、理学療法に比較して不足しているフロア・設備面充実や患者の治療方針決定への示唆も含めた協力が期待され、今回の要請となった。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

配属先カウンターパートの作業療法士、及び関係者(医師、看護師、理学療法士)と協力しながら、以下の活動を行う。
1.様々な傷病(軽度脳血管障害、脳性マヒ、神経変性疾患、軽度脊髄損傷、脳炎、複雑な外傷など)で外来を訪れる患者に対し、作業療法を行う。
2.上述と同様の傷病の入院患者に対し、作業療法を行う。
3.院内で実施される脊髄損傷勉強会(神経外科医、ICU医、理学療法士、ソーシャルワーカー、心理学者、看護師などで構成)に参加する。
4.リハビリテーション・ユニットやその他治療方針を決定する関係者との会議に参加する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

超音波治療器、ダンベル、ゴムバンド、エルゴメーター、電気治療器等

4)配属先同僚及び活動対象者

リハビリテーション・ユニット長1名:女性、理学療法士、経験12年
作業療法士2名:女性、40-50歳代、経験20-30年
理学療法士21名
活動対象者:患者一般(軽度脳血管障害、脳性マヒ、神経変性疾患、軽度脊髄損傷、脳炎、複雑な外傷など)
その他同院勤務の医師、ソーシャルワーカー、心理学者、看護師等

5)活動使用言語

スペイン語

6)生活使用言語

スペイン語

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(作業療法士)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)2年以上 備考:活動上必要

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(温暖湿潤気候) 気温:(16~28℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

着任後約1ヶ月間の語学研修はボゴタ市内(標高2640M)にて実施。任地メデジン市は標高1495M。