要請番号(JL31816B10)
募集終了
・2017/1 ・2017/2 ・2017/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
カニャール市役所
2)配属機関名(日本語)
カニャール地域総合衛生公社
3)任地( カニャール県カニャール市 ) JICA事務所の所在地( キト市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 3.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、カニャール市を含む4自治体が廃棄物処理管理の効率化を目的として立ち上げた共同公社で、2012年1月から業務を開始した。管轄地域(人口約10万人)の美化、ゴミ回収と廃棄物最終処分場運営・管理を担っている。事務所は市内にあるが、廃棄物最終処分場は、市内から車両で20分程度離れた山中にある。処分場施設は衛生的に管理されており、回収されたゴミは、生ゴミ、資源ゴミ、その他ゴミに分別され、生ゴミはコンポストに、資源ゴミは関連業者に売却、その他ゴミは専用機械でプレスされ、ビニールで包み、埋め立てる、という処理を行っている。管理職員数18名、清掃、処分場職員数81名。年間予算約220万米ドル。
【要請概要】
1)要請理由・背景
同地域では、約28t/日のゴミ(65%が生ゴミ、20%が資源ゴミ、残り15%がリサイクルできないその他ゴミ)を回収している。最終処分場では、これらのゴミを分別し、適切な処理を行っており、生ゴミとそれ以外のゴミの回収日を分ける、市民へのゴミ分別に関する啓発教育を実施するなどの取り組みを行っている。しかし、市民のゴミ分別に関する意識は未だ低く、最終処分場での分別作業に大変な手間と時間がかかるのが現状である。また、生ゴミのコンポストにも多くのプラスティックゴミが混ざっており、再々分別をしなければならないなど、非効率的である。さらに、コンポストも現在の方式では分解に50日以上日数がかかるとのことで、高倉式導入に関心を持っている。従って、JICAボランティアによる学校、コミュニティでのゴミ分別、3R関連啓発活動及び配属先関係者への高倉式コンポストに関する指導支援を期待して、今回の要請となった。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先関係者と共に、以下の活動を行う。
1. 域内学校での効果的な環境教育実施支援を行う。特に、家庭におけるゴミ分別と3Rを実施する。
2. 1.の内容充実させるための教材作成等支援を行う。
3. .最終処分場における生ゴミ処理のための高倉式コンポスト導入に必要な支援を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
配属先事務所内の机、椅子、PC(西語)、プリンター、その他事務用品(共用)
4)配属先同僚及び活動対象者
公社長:1名、男性、大卒、50代
カウンターパート(C/P):住民連携・環境教育担当各1名、男性、大卒、20代
C/P:4市の廃棄物管理担当、4名、男性、30~50代
活動対象者:配属先C/P、職員、保護区内住民、巡回先学校教師・児童生徒・域内の各コミュニティ代表者、住民など
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:( ) 備考:
[参考情報]:
・活動内容関連知識
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(山岳高地乾燥気候) 気温:(5~25℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
インターネット、水道、電気については、基本的サービスはある。しかし、停電等の問題もあり、常に良好な状態であるとは言えない。