2016年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL31816B22)
募集終了

国名
エクアドル
職種コード 職種
G182 小学校教育
年齢制限
活動形態
グループ型
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2017/1 ・2017/2 ・2017/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

教育省

2)配属機関名(日本語)

モロナ地区教育事務所

3)任地( モロナ・サンティアゴ県モロナ郡マカス市 ) JICA事務所の所在地( キト市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 6.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

当国の基礎教育区分は就学前教育(1年)、初等教育(6年)、中等教育(3年)であり、10年間の義務教育が施行されている。またスペイン語と先住民言語(主にキチュア語)による二言語教育が実施されており、当国独特の多様性に富んだ教育を国民に提供している。教育省は2013年より教育改革を進め、全国を9つのグループに分類し、適切で質の高い教育、教育機会の均等、アクセスの充実を図るなど、教育政策・計画の実施と管理を行っている。配属先であるモロナ地区教育事務所は、マカス市、サンイシドロ市、スーニャ市をはじめ地域ごとに10地区に分けて管轄している。年間予算は約1,000万米ドル。

【要請概要】

1)要請理由・背景

当国の初等教育課程への就学率は全国平均98%と高い数値を示しているものの、特に国語科と算数科における知識・技能の定着化が図れておらず、実生活や学習等で活用することが不十分で、特に低学年における四則演算などの基礎計算力は著しく不足している。その背景には児童生徒の反応や理解の状況を考えず、板書を中心とした一方的な解説に偏った授業方法が主体であり、教師の指導方法が課題となっている。そこでボランティアには算数教育を中心として、配属先が管轄する学校約120校の中から拠点となる学校を複数校(3~5校)抽出し、教員に対して児童生徒に興味を持たせる分かり易い指導の方法(板書の工夫)、算数の補助教材の紹介や模擬授業(児童生徒が主体的に取り組める授業の紹介)の実施等、教員の算数指導力向上に資する活動が期待されている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

市内の管轄校を巡回し、各学校の教員に対して以下の活動を行う。
1.各学校を巡回し、授業観察を実施し、教員の指導状況を把握する。
2.各学校の教員と協働し児童生徒に対する算数の授業を実施する。
3.身近な材料を利用し、授業の効果を高める教具・教材の作成を支援する。
4.指導力向上のための研修会の企画・運営支援を行う。
5.公開授業、授業研究の紹介と導入のための支援を行う。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

事務用品、機材一式(教室、ホワイトボード、算数教具など)

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:指導主事 男性 50代
活動対象者:同地区の小学校校長及び教員、児童 小学2~7年生(日本の1~6年生)

5)活動使用言語

スペイン語

6)生活使用言語

スペイン語

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(小学校教諭)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)3年以上 備考:教員への助言・指導を行うため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(20~30℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

インターネット、水道、電気については、基本的サービスはある。しかし、停電等の問題もあり、常に良好な状態であるとは言えない。