要請番号(JL31816B24)
募集終了
・2017/1 ・2017/2 ・2017/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育省
2)配属機関名(日本語)
セリカ・ピンダル・プヤンゴ地区教育事務所
3)任地( ロハ県セリカ市 ) JICA事務所の所在地( キト市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 5.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先のあるセリカ市は、ロハ県県庁所在地より西へ約100kmに位置し、ペルーと国境を接する山岳地帯南部の人口約1万5千人余りの地方都市である。セリカ・ピンダル・プヤンゴ地区教育事務所は近隣15地区の教育行政区を管轄する教育省の機関である。同教育事務所には約30名の職員が在籍し、財務、人事、法務といった部署から構成されており、ボランティアが配属される部局では、幼児教育から高等教育に亘り、適切で質の高い教育の提供をめざし、教育政策、事業計画の策定・実施に取り組んでいる。年間予算は約1200万米ドル。
【要請概要】
1)要請理由・背景
当国の初等教育課程への就学率は全国平均98%と高い数値を示しているものの、特に国語科と算数科における知識・技能の定着化が図れておらず、実生活や学習等で活用することが十分にできていない。特に低学年における四則演算などの基礎計算力は著しく不足している。その背景には児童生徒の反応や理解の状況を考えず、板書を中心とした一方的な解説に偏った授業方法が主体であり、指導方法が課題となっている。そこでボランティアには算数教育を中心として、配属先が管轄する学校約120校の中から拠点となる学校を複数校抽出し、教員に対して児童生徒に興味を持たせる分かり易い指導の方法(板書の工夫)、算数の補助教材の紹介や模擬授業(児童生徒が主体的に取り組める授業の紹介)の実施といった、教員の算数指導力向上に資する活動と、2016年3月開校予定のミレニアム校での指導も期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
市内の管轄校を巡回し、各学校の教員に対して以下の活動を行う。
1.各学校を巡回し、授業観察を実施し、教員の指導状況を把握する。
2.各学校の教員と協働し児童生徒に対する算数の授業を実施する。
3.身近な材料を利用し、授業の効果を高める教具・教材の作成を支援する。
4.指導力向上のための研修会の企画・運営支援を行う。
5.公開授業、授業研究の紹介と導入のための支援を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
事務用品、機材一式(教室、ホワイトボード、算数教具など)
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:コーディネーター 男性 40代
活動対象者:同地区の小学校教員、児童 小学2~7年生(日本の1~6年生)
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:教員への助言・指導を行うため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(山岳高地乾燥気候) 気温:(10~25℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
インターネット、水道、電気については、基本的サービスはある。しかし、停電等の問題もあり、常に良好な状態であるとは言えない。