2020年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL31820A06)
募集終了

国名
エクアドル
職種コード 職種
H113 作業療法士
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2020/2 ・2020/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

国立エクアドル中央大学

2)配属機関名(日本語)

国立エクアドル中央大学 障害科学部 作業療法学科

3)任地( ピチンチャ県キト市 ) JICA事務所の所在地( ピチンチャ県キト市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

現在、同国内に作業療法士養成校は2校あり、配属先はそのうちの一つである。国内の作業療法の認知度は年々高まっているが、まだ作業療法士を雇用する病院等は十分ではない。同大学の作業療法学科は1972年に開設された4年制の養成校で、現在の在籍生徒数は約390名である。4年制のカリキュラムを修了し、卒業試験、研究論文を終えた者が免許を取得できる(国家資格制度はない。)。同学科の教員数は17名、うち8名が作業療法士である。配属先の教員は授業の実施、実習地訪問、調査・研究、地域住民の治療(奉仕活動)を行っている。同学科の年間予算は1.8万米ドル(事業費のみ)である。

【要請概要】

1)要請理由・背景

同学科の設備、人材および実習地ともに十分な教育環境ではない。同学科には教室と簡易的な作業室があるのみで、日常動作訓練室、装具加工室、作業療法実習室および機能訓練室等は無い。また、実習地の確保もままならず、作業療法士が不在の施設・病院等で実習する生徒もいる。以上のような物理的な問題に加え、当国では卒後教育の機会が少なく、学生を指導する作業療法士側の知識・技術を向上させることが出来ず、学生は実践レベルで根拠に基づく作業療法を学べていない。他国の作業療法の知識・技術を取り入れ、当国の作業療法の質を高めるために今回の要請に至った。現在、同大学の学生実習地病院で活動中の隊員が、定期的に大学を訪問し実習方法改善のために助言している。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

配属先の同僚と話し合い、特定の疾患・年齢層に限らない基本的な評価・指導に係る以下の活動を実践する。
1.授業に参加したり実習地を訪問したりして、改善が必要な点を分析し、教員に提案する。
2.授業に参加し、教員の補助として学生の指導にあたる。(例:評価方法、自助具・義肢装具の作成・適合方法。等)
3.教員と共に実習方法を見直す。また、単独で実習地を訪問し学生を指導する。
4.学生に対して、研究・論文作成に関するアドバイスを行う。
5.学科が実施を予定している地域住民への奉仕活動に参加し、患者を通して学生および教員へ知識および技術の移転をする。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

執務机、教室(机、椅子、治療ベット、作業台)等。

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
学科長/OT/男性/40歳代/経験年数20年以上
実習担当/OT/男性/40歳代/経験年数15年以上
自助具・装具担当/OT/男性/50歳代/経験年数30年以上
その他/OT5名
活動対象者:学生約390名、実習地の作業療法士

5)活動使用言語

スペイン語

6)生活使用言語

スペイン語

7)選考指定言語

英語(レベル:C)又はスペイン語(レベル:C)

【資格条件等】

[免許]:(作業療法士)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)5年以上 備考:活動内容上必須

[参考情報]:

 ・OT養成校の勤務経験があればなおよい

 ・実習生スーパーバイザー経験

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(地中海性気候) 気温:(7~23℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

配属先は車両を所有していないため、実習地訪問は公共交通機関(バス)を利用する。
住居は着任当初はホームスティの予定。