要請番号(JL31820A09)
募集終了
・2020/2 ・2020/3 ・2021/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国立生物多様性研究所
2)配属機関名(日本語)
国立生物多様性研究所 リサーチユニット
3)任地( ピチンチャ県キト市 ) JICA事務所の所在地( ピチンチャ県キト市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
2014年2月に独立行政法人として環境省から独立。エクアドルが保有する豊かな生物多様性の戦略的かつ社会における持続可能な利用のために必要な知識や技術の向上にむけて、調査研究やデータ収集・分析、分析方法の開発、および研究結果の社会への共有等を行っている。職員は47名(正規・契約計)。年間予算はUS$1,500,000(直近数年間の平均)。他に三角協力(ブラジル・ドイツGIZ/2017-2019/約US$900,000)、二国間協力「生物多様性と気候変動に係る調査」(ドイツ/2018-2021/約?3,000,000) http://www.biodiversidad.gob.ec/
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先は標本の登録をSymbiota仮想プラットフォームを介したパイロットデータベースを用いて実施(2018年時点登録済約23万個)。主にA:動植物・魚・虫等の生物と土・気温・水・空気等非生物のデータをB:回帰分析、Linear Mixed Models、Species Distribution Models、主成分分析等の多変量解析の統計手法で各種分析しC:Aの項目間の相関関係の生物多様性や気候変動への影響を探るべくRソフト等の統計解析パッケージを活用し取組中。一方サンプル数に対する統計解析の質(速度や内容)が不十分であり、その向上のためにRソフト利用の統計解析技術に長けた人材要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先の同僚とともに以下の活動を実施し、同活動を通じてRソフトの分析への活用方法を同僚と共有する。
1.施設内で実施されている研究プロジェクト、主に方法論およびデータ分析
2.エクアドルの脊椎動物種、無脊椎動物および維管束植物の分布図の作成
3.科学出版物(Q1~Q4のうち高いレベル)掲載に向けた統計分析。
4.Rソフト関連ツールの使用法における同僚技術者へのトレーニング
爬虫類のデータを中心に扱う予定。(解析方法の英語名:Correlations,Regression analysis,Linear Mixed Models,Species Distribution Models, Multivariate Analysis, Principal Component Analysis)
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
Statistica, SPSS, Rソフトの統計パッケージ、adehabitatHS、biomod2、ecospat、ENMeval、maxlike、Raster、その他空間エコロジー手法パッケージ
4)配属先同僚及び活動対象者
分析官(男性):生物保全学修士。生物環境科学士。40代。実務経験:エクアドルにおける両生類と爬虫類の分布多様性と生物地理学的パターン作成。 種の保全状況把握およびデータベースの管理。生物多様性関連研究(大型哺乳類、両生類、爬虫類および保護のための優先分野)
他に、活動の対象となる分析官3名。
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
スペイン語(レベル:C)又は英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:同僚とのバランス
[参考情報]:
・実務経験はアルバイトや研究室での経験可
・生物多様性関連でRソフトを使った統計解析
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(地中海性気候) 気温:(9~20℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
実務経験はRソフトを利用した生物学関連の分析経験。配属先は統計解析の質の向上によるデータの信頼性の向上に取組取組んでいる(例:科学技術雑誌への掲載等)。
ホームスティを基本。