要請番号(JL31820A12)
募集終了
2代目
・2020/2 ・2020/3 ・2021/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
外務省
2)配属機関名(日本語)
アスアイ県脳性麻痺総合支援センター
3)任地( アスアイ県クエンカ市 ) JICA事務所の所在地( ピチンチャ県キト市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 2.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は1982年に脳性麻痺児の保護者の会IPCAによって設立された。現在も同会がセンターの運営に携っているものの、2016年からは公的施設の役割を担い、保健省、教育省および経済社会参画省の支援のもと、教育および医療サービスを提供している。また、障害児の保護者への指導および地域の中で障害児の権利を保護する役割も担っている。センターの利用者数は約120名で、年齢は2~32歳、診断・障害名は精神発達遅滞、脳性麻痺、自閉症、視覚障害等で、軽度から重度障害まで多岐にわたる。年齢、知的および生活自立レベルによって一クラス15~20人程度にわけて教育・支援を行っている。年間予算は約14万5千米ドルである。
【要請概要】
1)要請理由・背景
リハビリテーション部門では、4名の理学療法士、2名の言語聴覚士および1名の日常生活指導担当者(教員および支援員兼務)が在籍児童・生徒および外来患者に対してサービスの提供を行っている。理学療法は30分の個別療法を実施し、日常生活指導はグループにて実施している。配属先には作業療法士が在籍していないため、生活の自立を促進するリハビリテーションプログラムの立案および教育へのアドバイスという点において専門性に欠けている。本課題を解決するため2016年にJICA海外協力隊を要請し、2018年7月から作業療法士の初代隊員が活動を開始し、児童・生徒の評価に従事している。今後も現地作業療法士の雇用は見込まれておらず、配属先の職員および保護者にたいして、作業療法の観点からの支援方法を伝達するためには、長期的なJICA海外協力隊の協力が必要なため、継続要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先の同僚と相談しながら、以下の活動を実施する。
1.障害児に対して作業療法評価および療法を実施し、他の専門職種と児の支援方針等について話し合う。
2.児のリラックス方法、姿勢管理方法および残存機能の生かし方について、他の職種と意見交換する。
3.教員および支援員に対して、日常生活指導方法および職業訓練方法について助言する。
4.教員および支援員に対して、作業療法の観点から教材の工夫や使用方法について助言し、必要に応じて講習会を開催する。
5.保護者に対して、家庭での障害児の支援方法について助言する。必要に応じて講習会を開催する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
理学療法室(マット、ベット、玩具および平行棒等の理学療法機器)、簡易的なADL室(ベット、棚、テーブル、椅子および調理器具等)およびインターネット等
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
センター所長(責任者)/男性/医師/50代
理学療法士/女性2名、男性2名/経験年数6年~23年
言語聴覚士/男性1名、女性1名/経験年数13年~16年
教員および支援員15名
活動対象者: 障害児約120名および保護者
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(作業療法士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:活動上必須
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(15~25℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
ホームスティを基本とする。