2023年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL31823B22)
募集終了

国名
エクアドル
職種コード 職種
F201 観光
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2025/1
ESPOCH大学入口 観光学科授業風景 観光学科学生校舎前 観光学科学生校舎前 観光学科学生校舎前

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

国家高等教育科学技術革新庁

2)配属機関名(日本語)

チンボラソ工科大学 自然資源学部観光学科

3)任地( チンボラソ県リオバンバ市 ) JICA事務所の所在地( キト市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 4.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は、1969年に設立した県で一番歴史のある国立大学である。経営学部、畜産学部、理学部、電子情報学部、機械学部、公衆衛生学部、自然資源学部の7学部を開設。このほかにも、研究センター、スポーツリクリエーションセンター、言語センターを有しているほか、他2県にも支部がある。学生は、約1万8千名在籍しており、約1100名の教授、講師が教鞭をとっている。観光学科卒業後は、NGOや役所の観光課、観光産業に従事する者が多い。自然資源学部の年間予算は約20万米ドル。

【要請概要】

1)要請理由・背景

配属先であるチンボラソ工科大学は、エクアドル中央部に位置するエクアドル最高峰チンボラソ山の麓に位置する大学であり、観光学科では経営学だけでなく、この土地特有の自然環境学(エコツーリズム含む)についても学ぶことができる。学生は、360時間課外実習をすることが必須であり、コミュニティツーリズムの質の向上を支える重要な存在でもある。また、大学はスマートツーリズムを推奨しており、これに関連したプロジェクトも進められている。しかしながら、学生は外国人との接点も少なく、大学が掲げるスマートツーリズムに関する情報が限られている。そのため、同分野において経験豊富なJICA海外協力隊の要請がなされた。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

配属先の同僚と協力し、以下の活動を実施する。
1. 学科内の講師や研究所の職員に対して、スマートツーリズムに関する日本の知見を共有する。
2. コミュニティツーリズムを推奨している郊外の村を学生と巡回し、観光産業従事者に対してアドバイスを行う。
3. 学生が実施する観光資源の調査、観光市場の分析に関して助言、提案をする。
4. より質の高いサービスを提供できるようになるための実習や授業を提案し、実施する。
5. 異文化理解や語学(英語、日本語)など、観光業に役立てる授業を提案し、実施する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

執務スペース(机、椅子)、パソコン、インターネット

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:観光科主教授(60代男性、実務経験28年)、他講師6名(30代から40代、修士または博士、実務経験6年から20年)、その他研究センター職員
活動対象者:観光学科の学生(336名)、主にコミュニティツーリズムに関わる観光産業従事者、他学部の生徒、講師陣

5)活動使用言語

スペイン語

6)生活使用言語

スペイン語

7)選考指定言語

英語(レベル:B)又はスペイン語(レベル:C)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒)人文科学 備考:同僚とのバランス

[経験]:(実務経験)3年以上 備考:同僚とのバランス

[汎用経験]:

 ・観光開発・観光マーケティングの知識・経験

[参考情報]:

 ・エコツーリズムに関する知識・経験

 ・持続可能な観光に関する知見

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(地中海性気候) 気温:(7~19℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

ここでいうスマートツーリズムとは、ITを活用した観光だけではなく、持続可能な観光開発として、自然環境保護やアクセシビリティ、文化や伝統継承などを対象とした新たな観光開発を担うイノベーションなどの概念を含む、広義に解釈されるものである。