【配属機関概要】

3）任地（ カアグアス県カアグアス市 ） JICA事務所の所在地（ アスンシオン市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 4.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

デケニ財団は、1985年に創立されたパラグアイ全土に亘って組織されているNGO団体であり、配属先はその支部となる。(本部は首都近郊のフェルナンド・デ・ラ・モラ市)主な運営目的は、貧困層の青少年とその家族に対し、生活の質を向上させるプログラム(教育、健康と栄養、コミュニティ組織の強化が主要3分野)を実施している。予算は国内企業や国際協力団体からの寄付金等で、同支部は「子どものためのカナダのキリスト教基金」の支援を受け、3地区約400名の子供たちと約280世帯の家族がその支援の対象となっている。(2014年データより)。現在、看護師JVが活動中。(2017年3月まで)

【要請概要】

1）要請理由・背景

配属先は、貧困層の多い地区を対象(現在は3地区)とし、上記プログラムに沿った内容の活動を実施している。現在、活動中のJVは、配属先が支援する保育所を活動拠点とし、保育所と隣接して公立の小学校においてもボランティアが主体となって児童やその保護者に対して健康教育(保健指導等)を行っており、関係者からも高い評価を得ている。今後も健康に関する更なる意識の醸成を図ることを目的にこの活動を継続させることが期待されている。他方、座学の講習会のみならずスポーツやレクレーション等ボランティアが得意とするものを活かし、興味を引き付ける講習会の企画・運営等に関する支援が求められていることから本要請に至った。2018年以降は別の地区(既に選定済み)で同様の活動を行う予定である。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1.支援対象地区の保育園、小学校等、各対象者に合わせて保健衛生(手洗い、寄生虫、HIV、デング熱、栄養、環境等)に関する講習会の企画・実施する。
2.家庭・地域での健康教育に関する理解を促すために父母会、コミュニティにおいても同様の講習会を実施する。
3.同財団の支援する保育園にて保育士の補助を行う。(ボランティアの特技(音楽、図工等)を活かした活動を行う。)

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

健康教育絵本型教材(手洗い、歯磨き、栄養等)

4）配属先同僚及び活動対象者

同僚:
支部長 女性、プロジェクトコーディネーター 女性、保育士 女性

活動対象者:
保育園 児童10名～15名、小学校 約80名 父母会(2017年まで)

【資格条件等】

[参考情報]：

　・保健衛生教育の知識があればなおよい

【地域概況】

【特記事項】

教材や設備も不十分な環境で講習会を行う必要がある。また、同僚は他のプロジェクトにも関わっているため、一人でも積極的に活動ができ、アイディア力とバイタリティがある方が求められている。